「電気料金が安くなる」という訪問・勧誘に要注意!悪質な詐欺に遭わないための全知識

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2019/06/25

電力自由化から3年。多くの電力会社が参入し消費者が自由に選べるようになった反面、悪質な勧誘や詐欺などのトラブルも年々相次いでいます。

そんな中、先日こんなニュースが入ってきました。

関西電力の関連会社を装い、契約者情報を聞き出して勝手に電気の契約を切り替えた代理店の役員らが京都府警に逮捕されました。

2016年の電力自由化以降、逮捕に至ったケースは初です。

実はこうした被害は年々増えていて、国民生活センターによれば同様の被害の相談は2018年度だけで5000件弱にも上るとのこと。

この記事では、こうした悪質な勧誘や詐欺に遭わないよう、怪しい勧誘の見分け方や対応方法、また実際の被害者の口コミやそこから分かる注意すべき電力会社まで徹底的に調べてまとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

関電代理店装い「電気代安くなる」の手口とは

今回逮捕されたのは、東京都内にある新電力会社の代理店「FAiCE」(大阪市北区)の社長ら6人です。

被疑者らは関西電力の代理店や関連会社を装い、「プランを変更すれば電気料金が安くなる」と説明し実際は関西電力とは別の新電力会社に契約させた疑いがもたれています。

(ちなみにその新電力会社は「エレトス合同会社」というところで、5月31日付でサービスを終了しています。)

被疑者らはエレトスとの契約であるということを伏せて、あたかも関西電力のプランが変更になったかのように偽って契約をさせていたんです。

実はこうした手口は今回の件に限らず、以前から相次いでいました。

例えばこれは4月26日の日経新聞の記事です。

電力小売会社に業務停止命令 消費者庁
消費者庁は26日、「毎月の電気料金が5%安くなる」などとうたっていた電力小売会社「あくびコミュニケーションズ」(東京都渋谷区)に対し、実際は電気料金の一部しか安くならず、特定商取引法に違反するとして、電話勧誘や契約など一部業務の6カ月間の停止を命じたと発表した。
(中略)また、勧誘中に大手の名称を何度も使うことで関連会社とも思わせていたという。

出典:日本経済新聞

大手電力会社やその関連会社のふりをして自社の電気に契約させるやり口は最近流行しており、うっかりしていると話に乗せられてしまうので特に注意が必要な手口です。

そこで、こうした詐欺にひっかからないよう、悪質な業者がよく使う代表的な3つの手法を紹介します。

悪質な勧誘・訪問の3大手法

悪質な勧誘を行う業者の手口にはある共通点があります。

それは「検針票などの契約情報を聞き出そうとする」ということ。

それぞれの具体的な手口と、詐欺かどうかの見分け方をパターン別に見てみましょう。

1.プラン・契約メニューが変わった

▶こうやって騙してくる!
「〇〇電力(地域の電力会社)のプランが新しくなりました。契約の変更をしなければならないのでこちらに記入をお願いできますか?」

あたかも地域の電力会社の社員であるかのような雰囲気で、プランが変わったので記入を、などと契約変更が確定事項かのように思わせる手口です。

電力自由化以降、新たなプランを設けた電力会社もありますが(東京電力など)、プランの変更は利用者が自主的に申し出るもので、電力会社側から変更を強要する電話や訪問が来ることはありません。

詐欺かどうかの見分け方

地域の電力会社やその関連会社を名乗ってプラン変更の名目で訪問し、契約者情報の記入を求めてきた場合は99.9%詐欺です。

2.電気料金が安くなる

▶こうやって騙してくる!
「〇〇電力(地域の電力会社)のものですが、電気料金が安くなります。検針票にある情報を教えてください」

電気料金が安くなると言って、検針票に書いてあるお客様番号や供給地点特定番号を聞き出す手口です。

これらの情報は電気の契約に必要な情報で、悪意のある業者が入手すると勝手に契約の手続きを進めることもできてしまうんです。

国民生活センターでもこうした手口に対する注意喚起がありました。
『いつの間にか切り替えに 電気の契約切り替えトラブル』

地域の電力会社は電話や訪問で利用者の検針票の番号などを聞き出すことは一切ありません。

詐欺かどうかの見分け方

地域の電力会社やその関連会社を名乗って料金の話をしながら検針票の情報を求めてきた場合は99.9%詐欺です。

3.スマートメーターの工事で来た

▶こうやって騙してくる!
「〇〇電力(地域の電力会社)の委託でスマートメーターの切り替えの工事に来ました。検針票と請求書、印鑑をご用意ください」

マートメーターとは今までの電力メーターに通信機能や自動計測機能が付いた計測器のことで、現在、地域の電力会社が専門業者に委託する形で全国で順次交換が行われています。

(参考:東京電力が委託している工事会社はこちら

しかし、スマートメーターの取り換えは特別な手続き不要で、費用もかからず不在時でさえ交換してもらえます。

つまり、スマートメーターの交換・工事と称して個人情報を聞き出すことはありません。

詐欺かどうかの見分け方

スマートメーターの交換で正規の委託業者が事前に電話をかけてきたり、家を訪ねることはあります。

しかしその際に検針票の情報を聞き出そうとしてくる業者は99.9%詐欺です。

勧誘・訪問の対処法【保存版】

こうした怪しげな勧誘が来たときの対処法を紹介します。

まだ被害に遭っていないという方も、いつ自分のところに来るかわかりません。

ぜひしっかりと目を通しておいてください。

1.最も大切なのは「答えない」こと

最も大切なことは、電話や訪問で来た相手に対して「安易に答えない」ということです。

相手は言葉巧みに情報を聞き出そうとしてきます。

つい乗せられて話してしまうと、いつのまにかトラブルに巻き込まれていたということになりかねません。

特に検針票や料金明細の話が一言でもでたら、決してそれらに載っている情報を答えてはいけません。

2.電気関連の電話や訪問が来たら「身元を確認」する

とはいえ、今契約している電力会社から本当に用があって連絡がくることもあります。

電気関連の電話や訪問が来たら、まずは相手の身元を確認しましょう。

  • 会社名
  • 所属
  • 名前
  • 本当に地域の電力会社の社員やその関連会社の社員なら、必ず身分を示すものを携帯しています。

    もし訪問に来ているなら、名刺をもらっておきましょう。

    また、社員証などの身分証を見せてきた場合は写真を撮っておきましょう。

    地域の電力会社を装った悪質な業者の場合、濁したりはぐらかしたりしてなかなか答えない場合が多いです。

    また、もし名刺を渡して「弊社は〇〇電力の委託を受けていて…」などと言った場合、本当に委託を受けている会社なのかは地域の電力会社に問い合わせれば教えてくれます。

    必ず相手の身元を確認するようにしましょう。

    3.少しでも怪しいと感じたら「相談・通報」

    もし電話や訪問を受けて少しでもおかしいな、と感じたら取るべき行動は2つです。

    1.地域の電力会社に確認する

    「〇〇電力の●●署から来まして…」
    「〇〇電力の委託を受けて…」

    などと言ってきた場合、本当にそんな部署があるのか、その業者に委託しているのかを自分の地域の電力会社に問い合わせて確認しましょう。

    また、そうして連絡を入れることで、地域の電力会社も注意喚起をしてくれます。

    2.消費生活センター・電力ガス取引監視委員会・警察に相談する

    少しでもおかしいなと思ったら公的な機関に相談・通報するようにしましょう。

    消費生活センターでは、消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付けてくれます。
    電話番号:188(局番なし)

    電力・ガス取引監視等委員会では、特に電気やガスの契約トラブルの相談を受け付けてくれます。
    電話番号:03-3501-5725
    受付時間:9時30分~12時、13時~18時30分(土曜日曜祝日、年末年始を除く)

    また、あわせて最寄りの警察にも通報しておくといいでしょう。

    今回逮捕に至った株式会社FAiCEも、こうした被害の相談が相次いだことで警察も動いたと考えられます。

    悪徳な業者を野放しにしないためにも、これらの機関を積極的に活用しましょう。

    補足:すでに契約してしまった方は解除しよう

    もしすでに契約してしまった方でも、契約書面を受け取って8日以内なら一方的に契約解除ができます。

    これを『クーリングオフ制度』と言います。

    クーリングオフの詳しい方法や、ほかにも困ったことがある場合はすぐに消費生活センターに相談してみましょう。

    被害に遭った方々の口コミ

    実際にこうした悪質な勧誘に遭ってしまった方々の口コミを紹介します。

    ※随時更新していきます。

    ▼口コミをもっと見る

    怪しいと言われている電力会社一覧

    SNSなどで実際に怪しいと言われている電力会社を紹介します。

    これらの電力会社からの勧誘が来たら特に注意しましょう。

    エレトス合同会社

    ※今回の事件を受け、5/31付けでサービスを終了(事実上の倒産)しています。

    ▼口コミをもっと見る

    エレトスの代理店であったFAiCEの役員らが逮捕されたことで、エレトスもサービスを終了しました。

    現在エレトスを利用している方は6/14までに新たな電力会社と契約するようにとのことです。

    利用者にとってこれほど迷惑な話もありません。

    今回の事件も氷山の一角でしょうから、同様の悪質な業者が今後も摘発されていくかもしれませんね。

    あくび電気

    ▼口コミをもっと見る

    あくび電気が悪質なのは、契約に3,800円+税がかかり、解約に6,000円+税がかかるということ。

    つまり、一度騙されて契約すると解約までに合わせて9,800円+税を取られてしまうんです。

    さらに冒頭でも日経新聞の記事を引用して紹介しましたが、あくび電気を提供するあくびコミュニケーションズは4/25に電話勧誘や契約など一部業務の6カ月間の停止を命じられています。

    しかし、どういうわけか口コミを探していると業務停止命令を受けた後でも勧誘を受けたという方を発見。

    ▼2019年5月10日の投稿

    ▼2019年5月9日の投稿

    これらの投稿が本当なら相当悪質です。

    もしあくび電気から加入が来たらすぐに警察や消費生活センターに通報しましょう。

    ニチデン

    ▼口コミをもっと見る

    ニチデンは旅行会社H.I.Sの関連会社HTBエナジーが提供する新電力です。

    H.I.Sともあろう大手企業の関連会社がそんなことを…?と最初は疑いましたが、SNSの荒れ具合は炎上寸前。

    ニチデンは電気をたくさん使う人向けのプランで、少量使用の場合は逆に割高になるのに、このプランをあえて一人暮らしの方に勧めてくるという口コミも目立ちました。

    エフエネ

    ▼口コミをもっと見る

    エフエネでんきは通信事業大手の光通信の関連企業です。

    プランがたくさんあり、全国で対応していますが、実際に料金は今までとほとんど変わらず。またプランによっては従来より高くなることもあるんです。

    ひまわりでんき

    ▼口コミをもっと見る

    ひまわりでんきは設立してまだ1年に満たない後発の新電力です。

    今までは名前もほとんど聞かない電力会社でしたが、最近になってネットでも見かけるようになりました。

    しかし、そのすべてがひまわりでんきに対する批難・批判・怒りの声です。

    また、料金やサービスもお得でないので契約するメリットは何もありません。

    ハルエネ

    ▼口コミをもっと見る

    新電力の中ではかなり有名なハルエネ。

    低圧電力のシェアでは全国で5位となっています。

    しかしそんなハルエネ(や代理店)も、地域の電力会社を装った悪質な勧誘をしているようです。

    また、Googleの関連業者とにおわせて契約をせまるという新たな手口もあるとのことです。

    ネクストでんき

    こちらはSNSにはあまり口コミがありませんでしたが、電話番号から会社を検索できる掲示板では結構批判コメントが多かったです。

    どうやら関西電力を装って電話をかけてくるパターンが多いらしく、関西在住の方は注意してください。

    日本ライフサポート株式会社

    最後はあまり名前を聞かない電力会社ですが、日本ライフサポート株式会社というところです。

    昨年の秋以降は被害の投稿がなかったのですが、5/17という新しい口コミを見かけたので載せておきます。

    悪質な電力会社はこれだけじゃない!

    今回はツイッターを中心に口コミを探しましたが、もちろん悪質な勧誘の被害に遭った方が全員ツイッターをしているわけではないので、他にも悪質な業者はたくさんいると思われます。

    今後も見つけ次第、随時更新していきます。

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    まとめ

    悪質な業者は、あの手この手を使って利用者を騙そうとしてきます。

    「自分は関係ないだろう…」と思っていると、いつの間にかトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

    少しでも不審に感じたら、迷わず消費生活センターや警察に通報・相談しましょう。

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