
東京で電気とガスをまとめたいと考えた時、真っ先に浮かんでくる東京電力と東京ガス。
いずれも「電気とガスをまとめてお得!」と謳っていますが、結局のところどちらがお得なのか?
電気とガスをまとめた場合の電気料金はもちろん、その他サービスやキャンペーンについても比較しました。
結論から言うと、一人暮らしで電気をあまり使わないという方は東京電力、それ以外の方は東京ガスにまとめた方が安くなります。
これから乗り換えを検討している方は、ぜひご覧ください。
目次
東京電力と東京ガスの料金比較
まずは皆さんが一番気になっているであろう東京電力と東京ガスの料金比較です。 東京電力は従来から契約している一般的なプラン、東京ガスの電気には使用量に応じた2種類のプランがあるので、3つのプランでシミュレーションしています。
・東京電力 スタンダードS(従来の従量電灯B相当のプラン) ・東京ガス ずっとも電気1S(電気使用量が少なめの方向けのプラン) ・東京ガス ずっとも電気1(電気使用量が多めの方向けのプラン)
セット割なしだと東京ガスが安い
※最も安いところを太字にしています。
東京電力 | 東京ガス ずっとも1S | 東京ガス ずっとも1 | |
---|---|---|---|
30A 120kWh | 3,184円 | 3,181円 | 3,631円 |
40A 300kWh | 8,142円 | 7,942円 | 8,128円 |
50A 500kWh | 14,426円 | 13,621円 | 13,471円 |
全てのケースで東京ガスの方が安いという結果になりました。 東京ガスのずっとも電気1S(使用量が少なめの方向けのプラン)は基本料金・従量料金ともに東京電力よりも安く設定されているので、必ず東京電力よりも安くなります。 一方、ずっとも電気1(使用量が多めの方向けのプラン)は使用量が少ないケースだと東京電力よりも割高になりますが、使用量が多ければ多いほどお得になるという特徴があります。
セット割ありだと使用量によって変わる
※最も安いところを太字にしています。
東京電力 | 東京ガス ずっとも1S | 東京ガス ずっとも1 | |
---|---|---|---|
30A 120kWh | 3,084円 (-100円) | 3,166円 (-15円) | 3,361円 (-270円) |
40A 300kWh | 8,042円 (-100円) | 7,903円 (-39円) | 7,858円 (-270円) |
50A 500kWh | 14,326円 (-100円) | 13,553円 (-68円) | 13,201円 (-270円) |
カッコ内の数字はセット割なしのケースとの差額です。 セット割なしの場合と比べて、最安のケースに大きな変化が出ましたね。 これはセット割の金額の大きさが影響しています。 それぞれの割引額は以下の通り。
●東京電力 ⇒100円 ●東京ガス(ずっとも1S) ⇒電気料金に0.5%をかけた金額 ●東京ガス(ずっとも1) ⇒270円
東京電力と東京ガスずっとも電気1は一律ですが、ずっとも電気1Sは電気料金に応じて変化します。 電気使用量が多くても数十円しか割引にならないので、ずっとも電気1Sを検討している方はセット割はあってないものと思っていいでしょう。 一人暮らしで電気をあまり使わないという場合、セット割なしの電気料金は東京ガスの方が安いですが、電気とガスをまとめる場合は東京電力の方が安くなります。 さらに東京電力は東京ガスよりもガス料金が3%程度安く設定されているので、一人暮らしの方には東京電力の方がおすすめです。 一方、電気をたくさん使うという方には東京ガスのずっとも電気1がお得になりますよ。
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選ばれている理由 ●電気とガスをまとめてお得 ●年間20,000円以上の節約も可能 ●毎月の支払いでパッチョポイントが貯まる ●初期費用・解約違約金0円 電気代の支払いに応じてパッチョポイントが貯まってお得◎ セット割でお得になるので「電気とガスをまとめて節約したい!」という人にピッタリです!
\24時間申し込み受付中/東京ガスの電気公式サイト
※2021年1月以降、電力不足により「市場連動型」のプランを採用する新電力の電気代が急騰していますが、東京ガスの電気は「市場連動型」に該当しないため、今回の事態を受けて今後も電気代が高騰することはありません。安心して契約することができます
東京電力と東京ガスのサービス内容比較
続いて、料金以外のサービス面でどのような違いがあるかも見ていきましょう。
解約金・違約金はどちらも不要
東京電力・東京ガスともに解約金は0円です。 いつでも無料で解約できるので、気軽に契約できるというメリットがあります。
かけつけサービスは東京ガスが豊富
生活トラブル時に駆け付けてくれるサービスの内容・料金を比較しました。
東京電力のかけつけサービス
東京電力には「生活かけつけサービス」というサービスがあります。 水回りや鍵、窓ガラス、電気設備に関するトラブルに無料で対応してくれます。 月額300円がかかりますが、出張費、90分(電気設備は60分)までの作業費、応急処置に必要な部品代(20,000円まで)が無料になります。 有料のサービスではありますが、突然の生活トラブルに不安がある方にはおすすめです。
東京ガスのかけつけサービス
東京ガスには2種類のサポートサービスがあります。 申し込み不要で利用できるので、いざという時に頼れるのが嬉しいですね。
電気トラブルサポート
停電、分電盤やブレーカーの不具合、電気がうまくつかないなどの電気のトラブルに無料で訪問してくれるサービスです。 一次対応における出張費と60分以内の作業費が無料になりますが、無料の範囲を超える作業の場合は費用の負担が必要になります。
生活まわり駆けつけサービス
こちらはガスと電気(ずっとも電気1Sは対象外)をセットで契約している方が利用できるサービスです。 水回り、玄関の鍵、窓ガラスなど、電気以外のトラブルに月会費無料で訪問してくれます。 一次対応における出張費と30分以内の作業費が無料になりますが、無料の範囲を超える作業の場合は別途費用負担が発生するので注意しましょう。
東京電力と東京ガスのキャンペーン比較
東京電力と東京ガス、それぞれのキャンペーン情報を調べたところ、現在東京ガスでキャンペーンを実施していました。 そのため、お得に申し込むには東京ガスの方がおすすめです。
東京ガスのキャンペーン
東京ガスで実施しているキャンペーンは以下の2つです。 ●基本料金3ヶ月間無料キャンペーン ●最大3,000パッチョポイントプレゼント どちらのキャンペーンも東京ガスの電気を申し込むだけで適用されるため、特に厳しい適用条件や面倒な手続きがないのもうれしいポイントです。基本料金3ヶ月間無料キャンペーン
東京ガスの電気に申し込むと基本料金が3ヶ月間無料になるキャンペーンを実施しています。 電気代は電気使用量にかかわらず発生する「基本料金」と電気使用量に応じて発生する「従量料金」の合算ですが、そのうちの「基本料金」が3ヶ月間まるまる0円に。 基本料金はご契約のプランと契約アンペア数によって異なるので、以下の表を参考にしてください。
契約プラン 契約アンペア数 基本料金(1ヶ月分) 基本プラン 10A 286円 15A 429円 20A 572円 30A 858円 40A 1,144円 50A 1,430円 60A 1,716円 ずっとも電気3 1kVAあたり 1,037.30円 ちなみに、この基本料金無料キャンペーンは2ヶ月目の電気代から自動的に適用されるので、特にキャンペーン手続きは必要ありません。 また、基本料金無料キャンペーンがいつ終了するかは未定です。 契約アンペア数が高ければ高いほどお得なキャンペーンなので、特に契約アンペア数高い方はなるべく早めに東京ガスの電気を申し込むことをおすすめします。最大3,000パッチョポイントをプレゼント
東京ガスの電気をお申しの方に最大3,000パッチョポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施しています。 ※現在は終了しています。 付与されるパッチョポイントは申し込み時期によって異なるので、お申し込み前に以下の表を確認しておきましょう。
申し込み時期 パッチョポイント 6月23日
~7月31日3,000pt 8月1日
~8月31日2,000pt 9月1日
~9月30日1,000pt 1パッチョポイントは1円になるので、東京ガスの電気に申し込むだけで最大3,000円相当も貰えるうれしいキャンペーンとなっています。 なお、パッチョポイントが付与されるのは2022年3月ごろになるので、その時期になったらmyTOKYOGASにログインして確認しましょう。
電気とガスをまとめるメリット・デメリット
ここで改めて、電気とガスをまとめることにどのようなメリット・デメリットがあるかを見ていきましょう。
東京電力と東京ガス別々に契約するよりも安くなる
東京電力の都市ガスは東京ガスよりも安く、東京ガスの電気は東京電力よりも安いです。 つまり、どちらかにまとめることで東京電力と東京ガスを別々に契約するよりも安くなるというのがメリットですね。
支払いが一つにまとまる
東京電力や東京ガスに契約をまとめることで、支払いも一本化されます。 家計の管理がしやすくなるので、この点をメリットと感じる方は多いかもしれませんね。
東京電力・東京ガスにまとめるのが一番安いというわけではない
確かに東京電力または東京ガスのどちらかに契約をまとめることでお得にはなりますが、それが最安の組み合わせというわけではないんです。 東京ガスより安い電力会社もありますし、東京電力より安いガス会社もあります。 せっかく電気もガスも自由化しているので、従来のインフラ会社にまとめるよりも、それぞれ安いところを別々に契約した方がお得になる場合が多いです。 お得な電力会社を知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!
よく一緒に読まれている記事!
⇒『新電力会社のおすすめランキング!安くてお得な15社を徹底比較』
⇒『新電力会社のおすすめランキング!安くてお得な15社を徹底比較』
まとめ|それぞれどんな人におすすめ?
最後に、東京電力と東京ガスそれぞれどんな人におすすめかおさらいしましょう。
東京電力がおすすめな人
東京電力の一番のメリットとしては、ガス料金が東京ガスよりも安くなるという点が挙げられます。 東京ガスの都市ガスよりも約3%安くなり、一人暮らしなど電気をあまり使わないという方は東京ガスよりも東京電力にまとめる方がお得です。 逆に電気代は高いので、家族が多く電気をたくさん使うという家庭には不向きです。
東京ガスがおすすめな人
東京電力と比較して電気料金が安くなるというのが東京ガスに契約をまとめる最大のメリット。 電気をたくさん使う方向けの「ずっとも電気1」であれば電気料金はなかなか安くなりますし、セット割の金額も270円と比較的大きい方です。 毎月の電気料金が8,000円を超えるという方は東京電力よりも東京ガスにまとめた方がお得になります。
結論:一人暮らしは東京電力、それ以外は東京ガスがおすすめ
結論としては、一人暮らしで電気をあまり使わないという方は東京電力、それ以外の方は東京ガスにまとめた方が安くなります。 ただし、これはあくまでこの2社で比較した場合の話なので、料金だけを追求すればもっと安い電力会社は他にあります。 「電気とガスをまとめるメリット・デメリット」のところでも書きましたが、東京電力や東京ガスにまとめることが最安というわけではないということは覚えておく必要があります。