Looopでんきが値上げ&市場連動型プランへ移行!最新評判で分かったデメリットとおすすめ乗り換え先

【専門家監修】Looopでんきが値上げ&市場連動型プランへ移行!最新評判で分かったデメリットとおすすめ乗り換え先
※9月29日追記

安い新電力の筆頭として名前が挙げられるLooopでんき。基本料金0円という料金プランが最大の特徴です。

そんなLooopでんきですが、2022年6月1日から料金プランを改定し値上げすることになりました。

さらに、2022年10月からは燃料費調整額と呼ばれる一部料金が、2022年12月からは料金プラン自体が「市場連動型」へ移行することが決定。電力不足が予想される時期には価格急騰のリスクさえ生じる料金体系となります。

この記事ではこれからLooopでんきを契約しようとしている方だけでなく、すでにLooopでんきを契約している方にも向けて、値上げ・プラン移行後のLooopでんきの料金面を口コミを交えながらわかりやすく解説します。

・Looopでんきの料金改定・プラン改定の内容
・具体的な値上げ金額シミュレーション
・結局Looopでんきは安いのか?高いのか?
・その他Looopでんきのサービス面

結論、Looopでんきは今回の料金改定でエリアによって5~20%ほど電気代が高くなります。加えて、市場連動型プランへの移行でそこからさらに月2,000円~4,000円もの値上がりが予想されます。これにより他の新電力と比べた時の価格優位性は大幅に下がり、一人暮らしから大家族まで、ほぼ確実に地域の電力会社より高くなります。

以下で詳細に解説していくので、ぜひ最後までお目通しください。
【重要】Looopでんき契約中の方へ
Looopでんきは2022年10月以降、月に数千円単位の値上げとなることが確実視されており、契約変更を強く推奨します。
おすすめの乗り換え先電力会社はエリアによっても変わるので、詳しくは『5.Looopでんきからのおすすめ乗り換え先』を参考にしてください。

【総評】値上げ後のLooopでんきは極めて割高!契約変更を強く推奨

2016年の電力自由化当初にいち早く参入し人気を博してきたLooopでんき。基本料金0円&再生可能エネルギー重視の姿勢で新電力のパイオニアとして電力業界を牽引してきました。

ここではまず初めに、今般の度重なる値上げを受けてLooopでんきの総合的な評価をお伝えします。

結論、2022年10月以降のLooopでんきは極端に割高な電力会社となり、契約しつづける(または新規契約する)ことによるデメリットが極めて大きくなってしまったと言えます。
項目評価
電気料金☆☆☆☆☆月に数千円の値上げに
割引制度★☆☆☆☆ガスとのセット割は継続。ただし依然割高は変わらず
特典・キャンペーン★☆☆☆☆節電ポイントを実施予定。ただし依然割高は変わらず
供給実績★★★☆☆2021年2月時点で30万件の契約件数
総合評価20/100点
(おすすめしない)
電気料金は、料金改定前は業界でもトップクラスの安さを誇っていましたが、値上げと市場連動型プランへの移行を受け、月に数千円の値上げが確実視されるものとなりました。

都市ガスとのセット割は継続、新たに節電ポイントの導入などを予定していますが、それでも依然大幅な割高であることには変わりません。

これらを踏まえると、現時点でもはやLooopでんきはおすすめできるポイントはないと言えます。現在契約中の方は一刻も早い契約変更を推奨します。
Looopでんきの値上げ内容や市場連動型プランの詳細、おすすめの乗り換え先に関しては以下からそれぞれジャンプできます。

失意の口コミ多数!Looopでんきが値上げを実施【2022年6月~】
Looopでんきが「市場連動型プラン」へ!価格高騰リスクに要注意【2022年10月~】
Looopでんきからのおすすめ乗り換え先

失意の口コミ多数!Looopでんきが値上げを実施

Looopでんきは昨今の資源価格や卸市場取引価格の高騰を受け、2022年6月1日より料金改定を行いました。

こちらは公式サイトの発表内容です。

昨年度後半以降、エネルギー資源価格の世界的な高騰が続いております。そのため、燃料の約9割を輸入に頼りエネルギー自給率が低い日本においては、お客様にお届けする電気のコストが大きく増大しております。弊社として安定的な電源の調達及びコスト削減に努めてまいりましたが、Looopでんきのお客様への電力供給を今後も安定的に維持していくため、今般、値上げを実施させていただくこととなりましたこと、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

出典:【重要】「Looopでんき」料金改定(値上げ)のお知らせ

2016年のサービス開始以降、消費増税を除き初の値上げとなります。長らく格安新電力としてユーザーの信頼も厚かっただけに、口コミでは失意や残念がる声が多く投稿されていました。

値上げ対象となったプラン

Looopでんきには複数のプランが存在しますが、今回値上げになったのは「おうちプラン」「ビジネスプラン」の2つ。

一人暮らしを含む一般家庭は「おうちプラン」を契約するので、基本的にほとんどの方が今回の値上げの対象となっています。
値上げ対象のプランおうちプラン、ビジネスプラン
値上げ対象外のプラン動力プラン、スマートタイムプラン、再エネどんどん割、マイニングフラット

最大19.7%の値上げ

今回の料金改定の具体的な値上げ額は、エリアによって異なります。ここでは一般家庭向けのおうちプランの新旧料金表を掲載します。

Looopでんきの新旧料金表

関東では9.1%、関西では13.8%の値上げとなっています。特に関西、北陸は値上げ幅が大きく、北陸では元の料金が安かったこともあり改定前の2割増しです。

基本料金は0円のまま

なお、基本料金はかわらず0円のままです。

従量料金の単価のみ値上げとなっているため、使用量が多くなるほど値上げ額も大きくなることになります。

料金改定後の値上げ額シミュレーション

それでは、今回の値上げでこれまでのLooopでんきの料金から具体的にいくら割高になってしまうのでしょうか。

公式サイトの「値上げ後の電気料金お支払額のイメージ」を引用します。

値上げ額シミュレーション

エリアごとに、200kWh、300kWh、400kWhで計算しています。

200kWhは一人暮らしや使用量が少なめの二人暮らしで該当します。また、300kWhはファミリー世帯で電気使用量が少なめの方、400kWhはエアコンなどを使う季節のファミリー世帯の方がそれぞれ該当するでしょう。

電気をあまり使わない方でも現在より数百円、電気使用量が多い方なら1,000円以上の値上がりとなっています。

電気の使用量にかかわらず、基本的には地域の電力会社よりも高くなると理解しておきましょう。さらに後述する市場連動型プランの採用により、実質さらなる値上げが行われることにもなりました。

続いて新たに採用された市場連動型プランについて見ていきます。

Looopでんきが「市場連動型プラン」へ!価格高騰リスクに要注意

Looopでんきは2022年10月分の料金から、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格を反映させた燃料調整額を導入することを決定しました。

燃料価格に連動した燃料費調整単価から、日本卸電力取引所(JEPX)に連動した燃料費調整単価に変更することとし、弊社約款(各種電気料金種別定義書(低圧))を改定いたします。

出典:【重要】「Looopでんき」今後の電力サービス方針ならびに約款改定に関するお知らせ

さらに2022年12月からは料金プラン自体が市場連動型に変更になります。

この度、株式会社Looopが7月28日に発表した『【重要】「Looopでんき」今後の電力サービス方針ならびに約款改定に関するお知らせ』の一環として、これまでの料金プラン(日本卸電力取引所に連動した燃料費調整単価含む)を見直し、新料金プランの詳細が決定しましたのでお知らせいたします。

出典:【重要】「Looopでんき」新料金プランへの移行に関するお知らせ

それぞれ噛み砕いて説明します。

【2022年10月~】燃料費調整額が市場価格の変動を反映した料金に変更

Looopでんきは、自社の太陽光発電で発電した電気以外にも、日本卸電力取引所という「電気の豊洲市場」のようなところから電気を仕入れています。

ご存じの通り、昨今の電力不足でこの市場価格(仕入れ価格)が高騰。今まではLooopでんき側が負担していましたが、今後は市場価格を随時「燃料調整費」として反映して徴収することになりました。これが市場連動と呼ばれるものです。

なお、今までもLooopでんきに「燃料調整費」は存在していましたが、これは東京電力など大手の電力会社と同一の料金でした。それが今後はLooopでんきの「独自の料金」となり、旧来の調整費よりも大幅に割高になることが予想されているのです。
▶対象のプラン
おうちプラン、ビジネスプラン、動力プラン、スマートタイムプラン、マイニングフラット、ベース電灯プラン、アルファBizプラン等、各種低圧プラン
(再エネどんどん割S/L、みその再エネでんき、未来発電は対象外)

電力量料金は変わらず、調整額が変更になる

Looopでんきの電気料金単価、つまり電力量料金自体はこれからも変わりません。先に説明した通り、東京電力エリアなら1kWhあたり28.80円です。

値上がりするのは「燃料費調整額」の方であり、例えば東京電力エリアなら2022年8月は1kWhあたり5.10円であったものが、10月は1kWhあたり19.00円となります。

電力市場の状況によって価格が大きく変動

この新たな燃料調整額は、市場での取引価格が安いとき=電力需給に余裕があるときは割安になりますが、取引価格が高騰しているときは大幅に高くなります。

燃料費調整額は毎月変動します。こちらは、Looopでんきの公式サイトより引用した燃料費調整額の推移です。
対象エリア7月分(実績値)8月分(実績値)9月分(実績値)10月分(概算値)
改定前改定後差額改定前改定後差額改定前改定後改定前改定後
北海道電力エリア3.235.161.934.754.35-0.49.7215.24
東北電力エリア4.665.310.655.864.43-1.439.6714.74
東京電力エリア4.159.55.355.17.142.0413.4919.00
中部電力エリア2.775.282.513.663.880.228.1112.63
北陸電力エリア3.84.851.055.023.76-1.267.5111.94
関西電力エリア4.134.850.724.93.76-1.147.5111.94
中国電力エリア5.464.81-0.657.033.76-3.276.6711.68
四国電力エリア4.124.780.665.513.76-1.756.6610.74
九州電力エリア2.422.70.283.241.06-2.183.441.09
沖縄電力エリア6.575.23-1.348.944.34-4.69.112.93

引用:【重要】「Looopでんき」今後の電力サービス方針ならびに約款改定に関するお知らせ

よく見ると九州電力エリアでは、むしろ新たな燃料費調整額の導入で今までより安くなっています。これは九州電力エリアでは比較的多くの原子力発電所が再稼働していることを受け、電力が安定化しているためです。

とはいえ九州電力エリアのケースは例外であり、電力不足が続く中では基本的に従来より大幅に高くなると認識しておきましょう。

具体的にいくら高くなる?

10月からの「市場連動型プラン」への移行により、具体的に高くなる金額を算出しました。

一般的なファミリー世帯の使用量(300kWh)を想定し、8月と10月で使用量は同じでいくら高くなるのかの差額を表しています。
エリア差額
北海道電力エリア+3,147円
東北電力エリア+2,664円
東京電力エリア+4,170円
中部電力エリア+2,691円
北陸電力エリア+2,076円
関西電力エリア+2,112円
中国電力エリア+1,395円
四国電力エリア+1,569円
九州電力エリア-645円
沖縄電力エリア+1,197円
東日本の方がとくに値上げ幅が大きく、東京電力エリアでは同じ使用量にもかかわらず、調整額の変更により月4,170円もの大幅値上げとなっています。

調整額は1kWhあたりで設定される料金なので、使用量が増えればそれだけさらに高くなります。例えば家族が多い世帯の使用量500kWhで計算すると、10月の電気代は8月よりなんと6,950円もの値上げです。

このように、10月以降のLooopでんきの料金は極めて高く、どのような方であっても全く推奨できないものとなります。

10月のご自身の検針日より前に、他の電力会社へ乗り換えることを強く推奨します。

【2022年12月~】料金プラン自体が「市場連動型」へ移行

さらに2022年12月からは、料金プラン自体が市場価格に連動したものとなります。

これにより、料金単価は取引価格に応じて流動的となり、決められた単価というものが存在しなくなりました。昨今の電力不足により電気代が大幅高騰することは確実なうえ、料金予測さえ困難なものとなります。

新プランの名称は「スマートタイムONE」

2022年12月から導入される料金プランは「スマートタイムONE」という名称です。

これまで、Looopでんきは一般家庭向けに「おうちプラン」「再エネどんどん割」「ビジネスプラン」などの名称のプランを提供してきましたが、これらはすべて「スマートタイムONE」というプランに統一されます。
「スマートタイムONE」へ移行される対象プラン
おうちプラン、ビジネスプラン、動力プラン、再エネどんどん割S、再エネどんどん割L、スマートタイムプラン、BizプランS、BizプランL、低圧電力、マイニングフラット、ベース電灯プランS、ベース電灯プランL 、おうちプラン(コンサドーレ還元コース)、おうちプラン(コンサドーレ還元コース ビジネスプラン相当)、おうちプラン(EZOCAコース)、おうちプラン(EZOCAコース ビジネスプラン相当)

30分単位で電気料金が変わる

スマートタイムONEは、JEPXの取引価格に応じて30分ごとに単価が変動します。

その単価は日々の実際の電力需要に基づいて算出されるため、これまでのように「1kWhにつき〇円」といった形ではなくなります。

Looopでんきの公式サイトに単価の変動イメージが掲載されていたので引用します。

30分ごとに変わる料金単価
出典:スマートタイムONE | Looopでんきの市場連動型プラン

こちらは実際の変動を示したグラフではなく、あくまで一般的な需給から想定されるイメージです。電気は昼間の使用量が減り、夜間に増加するという傾向があるためこうした変動が考えられる、という話です。

料金予測が難しく、値上げ額の想定もできない

上記で引用したように、1日における電力需要の変動=波はおおまかに把握はできますが、具体的な料金というのはさまざまな社会情勢やその時点での電力需給に左右されるため事前把握はできません。

特に現在は再三述べているように電力が大きく不足した状態です。料金は基本的にかなり高い価格からスタートし、需要が増える時間はその何倍もの価格になる(つまり全く安くならない)ことが考えられます。

参考に、過去のJEPXの価格変動実績をLooopでんき公式サイトから引用します。

市場価格の変動実績
出典:スマートタイムONE | Looopでんきの市場連動型プラン

最も高かった日(グラフ右)は、その日の最安値が最も安かった日(グラフ左)の最高値を上回る価格からスタートしています。そして最も高かった日の最高値は、最も安かった日の最高値の10倍の価格になっています。

公式サイトでは翌日分の価格は掲載してアナウンスするとしていますが、それをもって利用者が何か対策をとれるわけではないので「どうしようもない」というのが正直なところです。

当サイトの筆者は長らくLooopでんきに愛着があり契約してきましたが、もちろんすでに解約し他の電力会社へ乗り換え済みです。

新電力のパイオニアとして業界をけん引してきたLooopでんきですが、正直契約する&契約し続けるメリットは皆無となってしまいました。

Looopでんき契約者は、遅くても12月の検針日より前に他の電力会社へ切り替えましょう。

Looopでんきからのおすすめ乗り換え先

以上のことから、料金が改定され、市場連動型プランを採用したLooopでんきは極めて割高な電力会社と言わざるを得なくなりました。

ここではLooopでんき契約者(またはこれから契約を検討していた方)へ、おすすめの乗り換え先をご紹介します。
Looopでんきを解約する際は、Looopでんきに連絡する必要はありません。次に契約する電力会社に公式サイトなどから申し込み手続きを行うことで、新規契約先の電力会社がLooop電気の解約手続きを代行してくれる仕組みになっています。

自社発電所や調達網を保有する電力会社がおすすめ

先ほどから何度も触れているように、Looopでんきが値上げ&市場連動型プランを採用したのは自社発電所や調達網をわずかしか持たないことによる電力供給能力の弱さに起因します。

供給能力が低いのはLooopでんきに限ったことではないため、薄弱な基盤しか持たない電力会社では今後、同様の値上げやプラン変更が行われる可能性が高いと言えます。

そうした中でも安心して契約できる電力会社としておすすめなのは、自社発電所や調達網を保有するガス会社系の電力会社です。

東京電力エリア|東京ガス・CDエナジー

東京電力エリアでは、東京ガス、CDエナジーが電力供給に優れ、電気料金も安くおすすめです。

東京ガスは全国で契約者数No.1の圧倒的な実績を持つ新電力。国内に多くの発電所を保有することに加え、海外からの燃料調達も独自調達ルートで長期にわたって行っており安定して電力を供給できます。もちろん電気料金も安く、セット割も用意しています。

CDエナジーは中部電力・大阪ガスの合弁会社。強力なバックボーンを持つこと、そして何よりエリア最安水準の電気・ガス料金が魅力です。特に家族が多く、電気代が10,000円を超えることが多い家庭では安かった頃のLooopでんきを大きくしのぐほどの安さを実現しています。

なお、両社とも電気だけの契約も可能です。

関西電力エリア|大阪ガス

関西電力エリアでは、契約件数関西圏No.1の大阪ガスがおすすめ。

東京ガスと同じく国内に多くの自社発電所を持ち、燃料の調達ルートも長期契約で確保。電気代が安くなるだけでなく、独自のポイント特典の付与など多くのメリットがあります。

大阪ガスのガスを利用していない方も契約できます。

中部電力エリア|TOKAIガス

中部電力エリアでは、中部電力や東邦ガスではなくTOKAIガスが最も安くておすすめです。

電気とガスをセットにした料金は中部エリアで最安水準。独自のポイント特典も豊富で、TOKAIグループの他のサービスと組み合わせて契約することもできます。

TOKAIガスの電気も、TOKAIのガス(都市ガス、プロパンガス)を利用していない方も契約可能です。

その他のエリアは?

北海道電力エリアでは北海道ガス、九州電力エリアでは西部ガスなどの都市ガス会社の電気が安価で安定しています。他のエリアでは現在新規申し込みを停止している新電力が多いため、地域の電力会社(東北電力、中国電力など)を契約するのがおすすめです。

地域の電力会社に戻す場合も、新電力と同様に各社の公式HPから申し込むことで手続きができます。

格安の新電力への乗り換えはおすすめしない

なお、Looopでんき同様に格安新電力として有名だった新電力と契約するのは推奨しません。

例えばLooopでんきと全く料金が同じだった親指でんきも2022年8月より値上げを実施、地域の電力会社より高くなる可能性が極めて上がりました。同じく基本料金0円のサステナブルでんきは市場価格に連動する「電源調達調整額」という新たな料金を導入し、価格急騰のリスクが大幅に上昇しています。

また、あしたでんき、エルピオでんきといった格安新電力はすでに事業撤退(サービス終了)しています。

このように、安さだけで電力会社を選ぶと契約後に価格急騰のリスクや、最悪の場合事業撤退の可能性もあります。

そのため、今まで安いと言われてきた新電力と契約するのではなく、上記で紹介したようなしっかりとした基盤のある電力会社に乗り換えることを推奨します。

Looopでんきの料金は結局安いの?高いの?評判をチェック

※以下の内容は10月以降に採用される市場連動型の「燃料費調整額」を反映していない計算結果となっています。10月以降の料金は基本的にすべての方で地域の電力会社に比べても大幅値上げとなるので注意してください。

このように、6月の料金改定で大きく値上がりしてしまったLooopでんき。それではLooopでんきはもう安くない、契約メリットがない新電力になってしまったのでしょうか?

以下では実際の口コミとともに、結局Looopでんきは安いのか高いのか結論を出していきます。

一般的なファミリー世帯では割高になる

先に結論から。現在のLooopでんきで14,000円前後、地域の電力会社で15,000円前後までの電気代だった方は、料金改定後のLooopでんきはむしろ地域の電力会社より高くなります。

Looopでんきの方が高くなることを指摘する口コミも多く投稿されています。

東京電力と料金を比較

例として、東京電力、Looopでんき(値上げ前)、Looopでんき(値上げ後)で料金を比較してみます。
 東京電力Looopでんき
(値上げ前)
Looopでんき
(値上げ後)
変動額
40A/350kWh
(3人世帯)
9824円9240円10080円東京電力より256円割高
値上げ前より840円割高
40A/450kWh
(3~4人世帯)
12881円11880円12960円東京電力より79円割高
値上げ前より1080円割高
40A/500kWh
(4~5人世帯)
14410円13200円14400円東京電力より10円割高
値上げ前より1200円割高
50A/600kWh
(4~5人世帯)
17753円15840円17280円東京電力より473円割安
値上げ前より1440円割高
50A/700kWh
(5人以上)
20810円18480円20160円東京電力より650円割安
値上げ前より1680円割高
このように、電気代がある程度かかっている方以外は基本的に東京電力よりも高くなります。

高くなるのであれば契約し続ける意味がないと思う方は、地域の電力会社へ戻した方が得策と言えそうです。

※ここでは東京電力と比較しましたが、他の地域も同様の傾向です。

Looopでんきの方が安くなるのはどんなケース?

もちろん、値上げ後であってもLooopでんきの方が地域の電力会社より安くなるケースもあります。

契約アンペアが50A以上
Looopでんきは料金改定後も基本料金が0円のままです。

そのため、契約アンペアが50A以上など大きい方は変わらずLooopでんきの方が安く利用できます。

現在50Aや60Aで契約している方は、東京電力などの地域の電力会社へ戻すよりLooopでんきを契約し続けた方がお得です。
電気代が15,000円以上
契約アンペアに関わらず、現在の電気代が15,000円(Looopでんきの改定前の料金で14,000円)前後の方も、Looopでんきを契約し続けた方がお得です。

単価が値上げされたとはいえ、電気使用量が多い時に適用される単価はまだLooopでんきの方が安いです。

家族が多い方、ペットを飼っている方、エアコンを常につけている方などは値上げ後もLooopでんきを契約し続ける、あるいは新たに料金改定後のLooopでんきを契約しても問題ありません。

他の新電力の方が安い場合も多いが・・

他の新電力と比べると他社の方が安い場合も多いです。

特にそらエネでんきやシン・エナジー、CDエナジー、まちエネ、リミックスでんきなど元から比較的安かったところに加え、東京ガスや大阪ガス、ENEOSでんきなど、そもそもそこまで安くなかった新電力との逆転現象も起きています。
【注意】他社もいつ値上げするかわからない
ただし注意したいのは、他の新電力もいつ値上げするかわからないということです。実際、楽天でんき、eo電気、eoひかり電気、サステナブルでんきなどの各社はLooopでんきと時期を前後して値上げを実施しています。

また、ここに挙げた新電力もそらエネでんき、シン・エナジー、まちエネ、リミックスでんき、楽天でんき、enひかり電気、サステナブルでんきの各社は新規申込停止中です。

Looopでんきから他の新電力へ切り替えようと考える方も多いでしょうが、状況が落ち着くまでは地域の電力会社を利用するのが最も安全と言えそうです。

一人暮らしもかなり高くなる

電気をたくさん使わない限り高くなるので、当然一人暮らしでも地域の電力会社より割高となります。

一人暮らしの電気使用量の場合、一般的な電力会社でぇあ適用される単価が割安となります。

Looopでんきは電気の使用量に関わらず単価が一律で固定されているため、使用量が少ないと割高、多いと割安になるという特徴がありました。

料金改定後はその固定されている金額がより高くなったということです。

具体的な一人暮らしの電気料金は?

東京電力エリアを例に、一人暮らしの場合の電気料金を東京電力、Looopでんき(値上げ前)、Looopでんき(値上げ後)で比較しました。
 東京電力Looopでんき
(値上げ前)
Looopでんき
(値上げ後)
変動額
少なめ
20A/80kWh
2162円2112円2304円東京電力より142円割高
値上げ前より192円割高
ふつう
30A/150kWh
4038円3960円4320円東京電力より282円割高
値上げ前より360円割高
値上げ前と比べて、月々100円~数百円高くなるイメージです。東京電力と比べても確実に割高になっています。

値上げ前のLooopでんきであれば、基本料金0円による恩恵で電気使用量が少なくても結果として安くなる場合も多かったですが、改定後のLooopでんきではそれもかなわないほどの割高な単価となってしまいました。

現在契約しているアンペアや住んでいるエリアに限らず、一人暮らしの方はLooopでんきの継続利用・新規契約はお勧めしません。

面倒と思わず、地域の電力会社へ戻すのが得策です。

オール電化はこれまで通り契約状況による

Looopでんきはオール電化向けに夜間が安くなる「スマートタイムプラン」を用意しています。

結論、このプランは今回の値上げ対象外なのでこれまでと料金は変わりません。

ただし、そもそもこのスマートタイムプランは現在契約している料金プランや電気の使用状況によって地域の電力会社より安いかどうかは分かれるので、簡単に説明します。

地域電力会社の現行のプランよりは安い

東京電力などの地域の電力会社には、2016年~2018年以前のプラン(旧来のプラン)と、それ以降に登場したプラン(現行プラン)の大きく2種類があります。

Looopでんきのオール電化プランは、地域電力会社の現行の料金プランよりは安くなる場合が多いです。
地域電力会社の現行プラン
北海道電力:eタイム3プラス
東北電力:よりそう+シーズン&タイム
東京電力:スマートライフプランS・L
中部電力:スマートライフプラン
北陸電力:くつろぎナイト12
関西電力:はぴeタイムR
中国電力:電化styleコース
四国電力:でんかeプラン
九州電力:電化でナイト・セレクト
上記のプランを契約している方なら、Looopでんきのオール電化プランに乗り換えて月1,000円~3,000円程度節約できるはずです。

また、Looopでんきの通常のプランと同様、スマートタイムプランも基本料金が0円です。そのため、大きな契約容量(10kVA以上など)で契約している人ほど安くなります。

繰り返しになりますが、オール電化プランは今回の値上げされていないので、変わらずお得に利用できるため契約する価値は高いです。

電化上手などの旧来プランからの乗り換えは割高

一方で、旧来のプランを利用している方はスマートタイムプランに乗り換えると月数千円割高になるため契約してはいけません。
地域電力会社の現行プラン
北海道電力:3時間帯別電灯(eタイム3)・時間帯別電灯(ドリーム8)など
東北電力:時間帯別電灯A・B・Cなど
東京電力:電化上手・ピークシフトプラン・おとくなナイト8/10など
中部電力:タイムプラン・Eライフプラン・ピークシフト電灯など
北陸電力:エルフナイト(8・10・10プラス)・エルフプランS・Vなど
関西電力:はぴeタイム(はぴeプラン)・季時別電灯PS・時間帯別電灯など
中国電力:ファミリータイムⅠ / Ⅱ・時間帯別電灯(エコノミーナイト)など
四国電力:季節別時間帯別電灯・時間帯別電灯・スマートeプランなど
九州電力:ピークシフト電灯・季時別電灯・時間帯別電灯など
なお、旧来のプランでは全電化住宅割引額や通電制御型夜間蓄熱式機器割引といった特別な割引が適用されている場合があります。

Looopでんきにはこれらの割引はないため、なおさらLooopでんきの方が割高になります。

旧来のプランを利用中の方は、今回の値上げに関わらずLooopでんきのオール電化プランはお勧めしません。

ガスとのセット割はよりお得な内容に

Looopでんきは東京ガスエリアで都市ガスも提供しており、「Looopでんき+ガス」としてセットで契約することができます。

結論、今回の料金改定でセット割の割引額が増しました。
今回の値上げによって変わったこと
・セット割の割引額が0.4円/1kWh→1.0円/1kWhに増額
変わっていないこと
・ガスの料金単価
Looopでんき+ガスで契約すれば、Looopでんきは1kWhあたり27.8円で利用できることになります。
Looopでんき
(値上げ前)
Looopでんき
(値上げ後)
Looopでんきセット割適用
(値上げ後)
26.4円28.8円27.8円
これにより、電気使用量が320kWh以上(東京電力で8,900円、値上げ前のLooopでんきで8,500円)であれば東京電力よりも安くなります。セット割が適用されないと15,000円前後が安くなる境目だったため、かなり大きな違いとなるでしょう。

ガス代はあまり安くないので注意

ただし、Looopガスのガス代はそこまで安くなく、また一人暮らしなどガス使用量が少ない場合は割高になります。

実際にLooopのガスでは高くなってしまうという口コミもありました。

ガス代はそもそも電気代ほど高額にならないため、必然的に節約できる額も小さくなります。さらにLooopのガスは電気と同様、使用量が多いほど安くなる料金体系となっているので、あまりガスを使わない方ではかえって割高になってしまいます。

東京ガスからLooopのガスに切り替えた場合の節約額を計算したのでご覧ください。
▼現在のガス代Looopガス
約2,000円+102円
約3,000円-18円
約4,000円-112円
約5,000円-129円
約6,000円-140円
一般的な家庭でも、月に100円程度しか安くなりません。また現在のガス代が3,000円未満になるような世帯ではむしろ損をしてしまいます。

一人暮らしなどでガスをほとんど使わないという方は、セット割で電気代が割引されるとは言え乗り換えない方が無難です。

ただし、ある程度ガスを使う方であればいくらかは安くなりますし、電気代のセット割引とあわせて数百円の削減にもなるので悪くないです。

また、一人暮らしでも毎日お風呂に入るという方、ガスを使った暖房器具をよく使うという方は月のガス代が3,000円を超えている可能性もあるので、自分のガス代を一度確認してみると良いでしょう。

詳しくは以下の記事でも解説しています。
Looopでんき+ガスの料金は?評判・実体験から分かりやすく解説
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Looopでんきの評判から分かったデメリット

ここまで多くの評判を見てきましたが、あらためて明らかになったデメリットをまとめます。

電気を多く使わない限り高くなる

何度も述べたように、Looopでんきは電気をかなり多く使わない限り高くなってしまいます。

目安となるのは、現在の電気代で15,000円前後。これを下回ればLooopでんきは地域の電力会社より高くなります。

また、15,000円を上回り、地域の電力会社よりは安くなったとしても、他の新電力と比べると安くありません。価格優位性はほとんど失われたと言っていいでしょう。

Looopでんきを契約し続ける、あるいは新規契約を検討している方は、自分の電気使用量をしっかりと確認し損にならないようにしてください。

特典や付帯サービスがない

Looopでんきにはポイント特典や付帯サービスなどはありません。

他社には電気代の支払いで独自ポイントや提携ポイントが貯まったり、他のサービスの割引券がもらえる、年会費を負担してくれるなどの特典がある場合もあり、これらを重視する方からは物足りなく思うかもしれません。

料金システムが同じで、単価がわずかに高い楽天でんきは、楽天ポイントの還元サービスがあり、結果としてLooopでんきよりお得になるケースもあります。

自分が普段使うサービスや自分の生活状況などを踏まえ、総合的に判断するといいでしょう。

支払い方法がクレジットカードのみ

Looopでんきの支払い方法はクレジットカードのみとなります。事情があってクレジットカードを作れない方や支払いに使えない方は契約が不可能となります。

どうしても口座振替で支払いたいという方は、Looopでんきと全く同じ電気料金となる『親指でんき』を検討してみてください。

Looopでんきの最新キャンペーン情報

2020年11月9日から12月9日までに、LooopでんきとLooopガスをどちらも契約した方限定でAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンが実施されています。

※現在は終了しています。

電気とガスの支払いを一本化して毎月の支払いを簡単にしたいという方は、キャンペーン期間中のお申し込みが一番お得です。

キャンペーンの内容や適用条件は、現在のサービス利用状況によって異なるので以下を参考にしてください。
 Looopでんき
未契約の場合
Looopでんきを
既に契約の場合
特典内容Amazonギフト券
3,000円分
+
抽選で
プラス5,000円分
Amazonギフト券
1,000円分
適用条件電気ガスともに
Looopへ乗り換え
他社ガス会社
から
Looopガスへの
乗り換え
対象エリア東京ガス提供エリア
※東京地区等
Looopガスの提供エリアは東京地区限定なので、該当エリアにお住まいの方が対象のキャンペーンです。

ちなみに、引越しに伴いLooopでんきを新たに契約するという場合は特典対象外となります。現在のお住まいで電気とガスを切り替えた方のみ適用される特典だということを覚えておきましょう。
Looopでんきの最新キャンペーンとおすすめ窓口【2022年5月最新】
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Looopでんきの申し込み方法

Looopでんきの申し込みは、公式サイトからの手続きのみとなります。

公式サイトにアクセス後、入力フォームに従って必要事項を入力しましょう。(所要時間10分程度)
入力項目 ・現在の契約内容(事業者、供給地点特定番号、お客様番号、契約電力) ・申込者情報(契約者名、住所) ・支払い情報(クレジットカード番号) 必要なもの ・検針票(契約内容の入力に利用) ・支払いに使うクレジットカード(支払い情報の入力に利用)
申し込み完了後、次回検針日より、Looopでんきに切り替わります。

検診日は検針票に記載されている他、Looopでんきから送付されるメール、はがきでも確認が可能です。

これまで利用していた電気会社の解約手続きはLooopでんきが代行してくれるため利用者は何もする必要はありません。

人によって異なりますが、おおよそ申し込みから1ヵ月程度でLooopでんきの利用が開始されることを覚えておきましょう。

なお、引っ越し先で初めて契約する場合も同様にHPから手続きができます。引っ越しに関して詳しく知りたい方は『Looopでんきの引越し方法は?注意点から費用まで徹底解説!』もご覧ください。

まとめ

Looopでんきの評判から、サービスや電気料金について詳しく解説していきました。

やはり今回の値上げによる影響は大きく、これまで通り「Looopでんきは安い」とは言えなくなりました。

特に一人暮らしから一般的な電気使用量の家族までは、むしろ地域の電力会社より割高です。強いこだわりがない限り、地域の電力会社へ戻した方が良いと言えます。

なお、記事中でも述べましたが、Looopでんきから他の新電力へ変更するのは一度冷静になった方が良いです。他社もいつ値上げをしたり、事業撤退するかわからないからです。

Looopでんき以外の他社を検討するなら、自社の発電所や調達ルートを持つ東京ガス、大阪ガス、母体が大阪ガス&中部電力のCDエナジーなどをおすすめします。
株式会社ブレイブ