
関西エリアで安くてお得な電力会社を探している方へ、おすすめの電力会社を紹介します。 2016年に始まった電力自由化以降、関西エリアでも多くの新電力を選べるようになりました。 関西電力エリアでお得な電力会社を選ぶには、「料金単価の安さ」「セット割や特典の内容」「キャンペーンの有無」を総合して料金を比較することが大切です。 結論を先に言うと、関西電力エリアで特におすすめはエルピオでんき、新日本エネルギー、シン・エナジーの3社となります。 他にも関西で利用できる電力会社10社を比較した結果や、お得な選び方についてなどまとめたのでぜひ参考にしてください。
関西電力エリアでおすすめの電力会社
関西電力エリアでおすすめの電力会社をランキング形式で発表します。 ●単価の安さ ●割引特典 ●キャンペーン金額 を総合してお得な3社を順に紹介します。
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1位:エルピオでんき
おすすめポイント ・業界最安!圧倒的な安さ ・年間30,000円以上の節約も可能 ・最大20,000円キャッシュバック ・解約金が0円!お試しで契約できる ・利用者の評判が良い
エルピオでんきの最大の特徴は、とにかく電気料金が安いということです。 セット割やポイント特典などはありませんが、それらが不要なほど料金自体が安いのが魅力です。 安さの秘訣は、一般的に電気の使用量が増えるにつれて高くなる従量料金の単価が、エルピオでんきは低価格で一律なこと。 従量料金とは電気を使った分だけ発生する使用料のことで、電気の使用量(kwh)×単価(円)で計算します。 この単価がとにかく安いのがエルピオでんきの特徴。 関西電力と比べてみるとその差は一目瞭然です。
関西電力 | エルピオ | |
---|---|---|
15~120kwh | 20.32円 | 22.20円 |
120~300kwh | 25.80円 | |
300kwh~ | 29.29円 |
電気の使用量が多い人ほど単価が安く使えるため、電気を使えば使うほどどんどんお得になるということです。
今まで数々の電力会社を調べてきましたが、ここまで安い新電力はエルピオでんきくらいでした。
いつでも無料で解約できるので、まずはお試し感覚で申し込むということもできますし、多くの方は満足してそのまま利用を続けています。
さらに、今月末までの期間限定でエルピオでんきに乗り換えると最大20,000円キャッシュバックキャンペーン実施中!これは関西で利用できる電力会社の中でも最大金額です。
気になった方は少しでもお早めの申し込みをおすすめします。
2位:新日本エネルギー
おすすめポイント ・最低料金が0円! ・どんな使用量でも安くなる ・電気使用量が少ないと最安水準 ・電気をたくさん使ってもお得
新日本エネルギーの最大の魅力は、毎月かかっていた最低料金が0円になること。 最低料金は電気の使用量に関わらず毎月必ず発生していましたが、新日本エネルギーではこの料金をまるまる節約できます。関西電力の最低料金は341円なので、それだけで毎月341円の削減が可能です。 特に電気をあまり使わない方の場合、他の新電力では数十円程度しか削減できなかったので、一人暮らしなど少量使用者には特におすすめです。 また、電気の単価も関西電力より安くなるように設定されているため、電気使用量が増えてもお得です。 常に電気をたくさん使う方ならエルピオでんきの方が安いですが、一人暮らしや節約志向の二人暮らしなど、電気代が月8,000円以下になるような方では新日本エネルギーを契約した方が安くなります。 関西で電気使用量が少なめの方には新日本エネルギーは特におすすめです。
3位:シン・エナジー
おすすめポイント ・どんな方でも安くなる ・夜や日中の電気代が割引になる ・JALのマイルが貯まる ・初期費用、解約金0円
シン・エナジーは使用量が少ない方から多い方までまんべんなく電気代が安くなる標準プラン、特定の時間帯の電気代が割引になる「生活フィットプラン」という2つのプランを用意しているのが特徴。 中でも特筆すべきは時間帯によって割引のある「生活フィットプラン」。日中の電気代が安くなる「昼生活フィットプラン」と、夜間の電気代が安くなる「夜生活フィットプラン」の2つから選べます。 「昼生活フィットプラン」では在宅ワークが多い方や小さいお子さんの子育て中という方、「夜生活フィットプラン」では夫婦共働きで日中はほとんど家にいない、家族がそろうのはもっぱら夜という方がそれぞれ該当するでしょう。 昼または夜に電気の使用量が偏るという方はぜひシン・エナジーの「生活フィットプラン」を検討してみてください。 ちなみにシン・エナジーでは、JALマイレージバンクの会員なら電気代の支払いでJALのマイルを貯めることもできますよ。
電力自由化について
電力自由化とは、電気の販売が地域の大手電力会社以外にも解禁された制度変更のこと。一般家庭では2016年4月に行われました。 電力自由化によって関西電力以外とも契約できるようになりましたが、そもそも関西電力の料金の仕組みやプランの内容ってどうなっていたんだろう?という方も多いでしょう。 ここでは簡単に関西電力と他の新電力の違いを確認します。
関西電力と新電力の違い
関西電力 (従来のプラン) | 新電力 | |
---|---|---|
事業内容 | 発電 送電 売電 | (発電) 売電 |
料金プラン | 「従量電灯A」 | 新電力に よって様々 |
電気料金 | 高い | 多くの場合で 安くなる |
その他の サービス | 特になし | ポイント特典 セット割など |
これまで関西電力は発電から送電、売電といった電気のサービスの全てを担ってきました。電力自由化によって、電気を売ること(売電)が自由化され、この売電は新電力も担うようになりました。 新電力の中には電力自由化以前から発電事業を行っていたところもあるので、売電だけでなく発電も行う新電力もあります。 一方で電気を各家庭まで送る「送電」は今まで通り関西電力が行います。また発電を行う新電力が万が一トラブルに見舞われたとしても、関西電力が電気をバックアップする仕組みになっています。 料金プランについては、従来の関西電力では基本的に「従量電灯A」と呼ばれるプラン一つのみでした。 電気料金は毎月340円の「最低料金」と、使った分だけ支払う「従量料金」の2つの合計から成り立っています。従量料金は電気を使う量が増えるほど単価が高くなっていくという複雑な仕組みをとっています。 一方の新電力は各社ごとに料金プランが異なり、最低料金がなかったり、従量料金の単価が〇%安いなど様々。自社の他サービスとのセット割があったり、ポイント付与特典などを用意しているところもあります。
関西でお得な新電力を選ぶには
関西電力の料金は他のエリアに比べて従量料金の単価が高いため、電気をたくさん使うとかなり割高になるという特徴があります。 そのため、お得な新電力を選ぶには「従量料金の単価が安いこと」が絶対条件になります。 一方で電気をあまり使わない方は関西電力がそもそも安いため、新電力に切り替えても節約しにくいという特徴もあります。 そうした方は、使用量が少なくても安くなる新電力をしっかり見極める他にも、セット割や独自のポイント特典、キャンペーンなどを実施している新電力を選び、生活費全体としてお得にするという手もあります。
関西電力エリアで他にもこんな電力会社がおすすめ
ランキングで紹介した3社以外にも、関西電力エリアでおすすめできる電力会社を紹介します。
特典が豊富なおすすめ電力会社
電力会社の中には、電気代が安くなる以外にも様々な特典を用意しているところがあります。 以下では特典が豊富で、関西エリアでもしっかり安くなる電力会社を2社紹介します。
まちエネ
まちエネはローソンと三菱商事が提供する新電力のサービス。電気代1,000円につき10ポイントのPontaポイントが貯まります。 電気代が10,000円程度の家庭では、毎月100ポイントが自然に貯まっていくことになりますね。 その他、ローソンの無料クーポンがもらえるなどまちエネならではの特典も用意。 特典が豊富な電力会社は料金があまり安くないことも多いですが、まちエネでは関西電力より必ず安くなり、特に電気を多く使うほどお得になっていきます。 初期費用や解約金もないので気軽に申し込むこともできますよ。
ENEOSでんき
ENEOSでんきでは、電気代の支払いで200円につき1ポイントのTポイントを貯めることができます。また、Tポイントカードを使っていないという方は以下のカードで電気代を支払えばもらえるポイントが倍増されるなどの特典も用意されています。 特別提携カード ANAカード、ビューカード、TS CUBICカード、レクサスカード、エポスカード、エムアイカード、dカード、楽天カード、セブンカード 電気代も関西電力より必ず安くなるため、電気代の節約とあわせてポイント特典も受けたい方におすすめできます。
地域密着のおすすめ電力会社
関西電力エリアに限定して電気のサービスを行っている電力会社もあります。 多くの電力会社は関西エリアに限らず幅広く電気の供給を行っていますが、慣れ親しんだ企業と契約したいという方や地域の会社を応援したいという方には大阪ガスの電気、奈良電力、近畿電力がおすすめです。
大阪ガスの電気
大阪で都市ガスを提供している大阪ガスは電気を提供していて、関西電力より必ず安くなる料金プランが特徴。 大阪ガスの都市ガスを利用していない人でも契約が可能で、都市ガスを利用している人であれば電気料金がさらに割安になっています。 契約件数は100万件を突破し、関西電力エリアでは最も契約者が多い新電力。 歴史や実績のある企業と契約したい、慣れ親しんだ企業から電気を買いたいという方におすすめです。
奈良電力
奈良県で設立された奈良電力は、地域内での電気の地産地消を目指し、関西電力エリアで電気の提供を行っています。 また、収益の一部を「ならでん基金」として福祉や教育、医療などの分野に役立てています。 地域の小規模な電力会社は電気料金においてはあまり安くないところも多いですが、奈良電力は特に電気をたくさん使う家庭で節約効果が大きいのも魅力です。 地域の企業を応援したいという方、地域経済を活性化させたいという方におすすめの電力会社です。
近畿電力
近畿電力は兵庫県に本社を置き、「地域内における電力の地産地消実現」「電力料金削減による地域経済の向上・活性化」を目標に設立された電力会社。 略称は「ちかでん」で、関西電力グループの工事会社「株式会社きんでん」とは別物です。 電気料金は大きな節約とはいきませんが、料金プランの仕組み上、今より高くなることは決してありません。 工場や商店など向けに電気を販売してきた実績もあるので、理念と共感する方は検討してみてもいいでしょう。
ネットとセットにできるおすすめ電力会社
契約しているネットの企業が提供する電気を契約することでセット割を受けることができます。
また、請求をまとめることもできるので、家計の管理をシンプルにしたいという方にもセット契約ができる電力会社はおすすめです。
関西でネットとセット契約ができるおすすめ電力会社はeo電気です。
eo電気
関西エリアで契約できる「eo光」という光回線を利用している方は、eo電気を契約することでeo光の月額料金が500円×12か月割引になります。
電気料金もどんな使用量の方でも安くなり、特に電気使用量が300kwhを超える(電気代で7,200円程度)方では関西電力より5%安く利用できます。
さらに、「関電ガス eo割」と呼ばれるeo光と提携した関西電力のガスプランを契約すると、eo電気の電気料金が4ヵ月間500円引きになります。
つまり、eoの電気・ガスサービスをあわせて契約することで電気料金の節約(5%OFF)とは別に、1年間でトータル8,000円の割引が受けられるということ。
eo光を利用している方にはeo電気・ガスがおすすめです。
駆け付けサービスがある電力会社
駆け付けサービスとは、電気や水回り、カギ等のトラブルが生じた場合に24時間365日対応してくれるサービスのこと。 通常は数千円~数万円程度がかかりますが、駆け付けサービスを利用することで無料で対応してもらえます。 関東エリアではよくあるサービスですが、関西エリアで提供している電力会社は上で紹介したソフトバンクでんき以外には和歌山電力があります。
和歌山電力
和歌山電力は和歌山県に本社を置く電力会社で、関西エリア一帯で電気を提供しています。 和歌山電力の「あんしんかけつけサービス」は、60分以内の作業費・出張費を24時間365日無料で利用できるもの。 対象トラブルの内容は以下の6種類。 ①電気トラブル:停電やブレーカーの不調 ②ガストラブル:ガスが点かない、お湯が出ない ③鍵のトラブル:鍵の紛失 ④水回りトラブル:トイレ、配管の詰まり ⑤ガラストラブル:ガラスの破損 ⑥暮らしのトラブル:子供と連絡が取れない 和歌山電力の契約後に、連絡先が書かれたマグネット式パンフレットが届くので、そこに連絡することでサポートを受けられます。
関西電力エリアで安い電気料金10社比較
ここまで紹介してきた電力会社を含めた、関西でおすすめな電力会社10社の電気料金の安さを比較してみます。 電気の使用量によって安い電力会社が変わるので
1人暮らし(少なめ)
2~3人暮らし(ふつう)
4~5人暮らし(多め)
5人以上(かなり多め)
の4つの例で1ヵ月の電気料金を計算しました。
比較する10社 | |
---|---|
エルピオでんき | 新日本エネルギー |
シン・エナジー | 大阪ガス |
Looopでんき | 近畿電力 |
eo電気 | 和歌山電力 |
まちエネ | 奈良電力 |
※純粋な電気料金を比較するため、ポイント還元や他サービスの割引などは除いています。
1人暮らし(少なめ)
1ヵ月の電気使用量:120kwhで想定 ⇒最安は新日本エネルギー
新日本エネルギー | 2,132円 |
シン・エナジー | 2,384円 |
大阪ガス | 2,417円 |
eo電気 | 2,418円 |
奈良電力 | 2,446円 |
まちエネ | 2,465円 |
近畿電力 | 2,474円 |
和歌山電力 | 2,535円 |
エルピオでんき | 2,664円 |
Looopでんき | 2,688円 |
一人暮らしで電気をあまり使わない方の場合、新日本エネルギーが最安になりました。 新日本エネルギーでは関西電力の341円の最低料金をまるまる節約することができます。他社新電力と比べても群を抜いて安いことがわかりますね。
2~3人暮らし(ふつう)
1ヵ月の電気使用量:380kwhで想定 ⇒最安はエルピオでんき
エルピオでんき | 8,436円 |
Looopでんき | 8,512円 |
奈良電力 | 8,663円 |
新日本エネルギー | 8,714円 |
和歌山電力 | 8,802円 |
シン・エナジー | 8,857円 |
まちエネ | 8,925円 |
大阪ガス | 9,125円 |
eo電気 | 9,270円 |
近畿電力 | 9,461円 |
電気代が9,000円前後になる2~3人家族では、エルピオでんきが最安になります。 続いて親指でんき、奈良電力と言う順に並びます。これくらいの使用量ではそこまで大きな差になりませんが、少しでも電気料金が安いところを選びたい人はエルピオでんきが良いでしょう。
4~5人暮らし(多め)
1ヵ月の電気使用量:500kwhで想定 ⇒最安はエルピオでんき
エルピオでんき | 11,100円 |
Looopでんき | 11,200円 |
奈良電力 | 11,589円 |
和歌山電力 | 11,722円 |
まちエネ | 11,968円 |
新日本エネルギー | 11,978円 |
シン・エナジー | 12,133円 |
大阪ガス | 12,465円 |
eo電気 | 12,583円 |
近畿電力 | 12,975円 |
4~5人家族でも、最も安いのはエルピオでんきです。 親指でんき、奈良電力、和歌山電力が続きますが、それ以降になると一気に料金の差が開きます。特に電気使用量が多いほど、安い電力会社と安くない電力会社の差が大きくなっていくのがわかります。
5人以上(かなり多め)
1ヵ月の電気使用量:700kwhで想定 ⇒最安はエルピオでんき
エルピオでんき | 15,540円 |
Looopでんき | 15,680円 |
奈良電力 | 16,467円 |
和歌山電力 | 16,590円 |
まちエネ | 17,040円 |
新日本エネルギー | 17,418円 |
シン・エナジー | 17,593円 |
大阪ガス | 18,031円 |
eo電気 | 18,457円 |
近畿電力 | 18,833円 |
電気をかなりたくさん使う家庭でも最も安くなるのはエルピオでんきです。 エルピオでんきはこのように、電気を一定以上使う家庭なら他の安い電力会社を圧倒してお得になります。 特にauでんきやソフトバンクでんきと比べると、なんと3,000円以上の差があることが分かります。 5人以上など電気をたくさん使う家庭ほど、電気料金が安い電力会社を選ぶことの重要性が高まるのです。