うまい話には裏がある!じぶん電力の評判で明らかになったデメリット

じぶん電力は2018年10月20日をもって申し込み受付を一時停止しており、現在は申し込むことができません。

公式サイトにて、申し込みを停止している理由が記載してありました。

当事業に必要な条件の確認・審査・現地の確認に一定の日数を要することから、今年度の受付を終了することとしました。

引用元:じぶん電力 TOPICSページより

その後公式サイトでの情報の更新はなく、申し込みが再開する際にはまた公式サイトにて告知されるとのことです。

今後申し込みを再開する可能性もあるので、気になる方はこの記事を参考にしてみてください。

通常150万円ほどする太陽光発電システムが無料で設置してもらえるじぶん電力。

これだけ聞くとあまりにもうまい話すぎて嘘なんじゃないかとさえ思ってしまいますが、じぶん電力では本当に無料で太陽光発電システムを設置してもらえるんです。

しかし自分で発電した電気を使うには料金が発生したり、契約期間が20年と決められていたりと、注意すべきデメリットがいくつかあったので詳しくまとめました。

現在じぶん電力を検討している方には必ず読んでいただきたい内容になっているので、ぜひご覧ください。

じぶん電力のメリットと隠れたデメリット

じぶん電力には、無料で太陽光発電システムを設置できることや停電時に非常用コンセントが使えることなどのメリットが多くありますが、隠されたデメリットもあるので必ず確認しましょう。

デメリット2つとメリット3つをそれぞれ説明します。

▼デメリット
①発電した電気を使うには料金がかかる
②20年の契約期間あり!途中解約で料金が発生

▼メリット
①環境にやさしいクリーンなエネルギーを利用できる
②停電時でも非常用コンセントが使える
③太陽光発電システムのメンテナンスが無料

デメリット①発電した電気を使うには料金がかかる

太陽光発電システムを無料で設置できることがじぶん電力最大のメリットですが、発電した電気は無料では使えずじぶん電力から買うことになります。

ソーラーパネルは国内のソーラーフロンティアというメーカーが作った純国産パネルなので安心感があり、平均的な4kwシステムで150万円ほどする太陽光発電システムが無料になるというのはかなりお得です。

しかも設置した設備は契約期間が終われば無償で譲渡してもらえるので、評判でも話題となっていました。

しかし、じぶん電力と契約して設置した太陽光発電システムの所有権はあくまでじぶん電力にあります。

つまり、太陽光で発電した電気はすべてじぶん電力のものになるので、家庭で使用する電気はじぶん電力から買うことになるということ。

料金について詳しくは後ほどまとめていますが、他の新電力と比べて飛び抜けて安いかというとそうでもありません。

夜間や雨の日など太陽光発電ができない時は、じぶん電力が提携しているエネットという会社から電気を買うことになります。

2箇所から電気が供給される形になり、それぞれ料金単価も違うので注意しましょう。

さらに太陽光発電のメリットといえば、自宅で発電して余った電気を電力会社に販売して利益を得る「売電」ができることですが、じぶん電力ではこの売電が一切できません。

電気が無料で使えるわけでもなく、売電ができるわけでもない。

評判でもこのデメリットについて指摘がありました。

無料で設置できる代わりに、太陽光発電のメリットのほとんどを奪われているように感じます。

デメリット②20年の契約期間あり!途中解約で料金が発生

最大のデメリットとしては、契約期間が20年と異常に長いことが挙げられるでしょう。

太陽光発電パネルを無料で設置してすぐに解約されてしまってはじぶん電力が大損なので当然と言えば当然ですが……

新電力の中には契約期間の縛りがないところもあるのでそれと比べてしまうとあまりにも長く感じてしまいますね。

契約期間の20年の間に解約をしてしまうと、利用年数に応じた料金を支払って太陽光発電システムを買い取らなければいけません。

先程も書いたように、太陽光発電システムは150万円ほどしますから、解約時期が早ければ早いほど高額の料金を請求されてしまいます。

20年の間に何が起こるかなんて誰にもわかりません。

もしかしたら、やむを得ず家を手放すことにだってなるかもしれません。

20年間じぶん電力と契約し続けることを約束するのには相当の覚悟がいるということは理解しておきましょう。

メリット①環境にやさしいクリーンなエネルギーを利用できる

太陽光で発電した分はもちろん100%太陽光発電ですし、夜間など太陽光発電ができない時に供給される電気も天然ガスを60%以上使用した比較的環境にやさしいものです。

電線には様々なところで作られた電気が混ざり合って流れているため、新電力に切り替えたとしても使用している電気の100%が切り替え先の電力会社から供給されたものではありません。

使えればなんでもいいという方がほとんどだとは思いますが、中にはそれが嫌だという方もいるでしょう。

じぶん電力であれば太陽光発電分は100%自宅で発電した電気が使えるので、環境にやさしいクリーンなエネルギーがいい!という方にはおすすめです。

メリット②停電時でも非常用コンセントが使える

じぶん電力と契約すると、非常用コンセントが設置されます。

太陽光発電ができる時間であれば、たとえ停電していても最大1500Wまでの電気が使えるという優れもの。

災害時など長時間電気が使えなくなった時でも携帯電話の充電ができたりテレビが見られたりするので、いざという時にはかなり役に立ちますね。

メリット③太陽光発電システムのメンテナンスが無料

契約期間中は、太陽光発電システムのメンテナンスに加え、故障などによる太陽光発電パネルの交換も無料。

さらに独自の監視システムにより、太陽光発電システムにトラブルがあった際にはすぐに対応してもらえます。

サポートが充実しているので、初めて太陽光発電をするという方にはぴったりですね。

じぶん電力の料金プランはあまり安くない

先ほども言いましたが、太陽光発電システムを設置しても発電した電気を無料で使えるわけではありません。

では、じぶん電力やエネットから電気を買う際の料金プランはお得なのでしょうか。

調査した結果全体的に従来の電力会社よりは安く設定されていましたが、電気料金だけで言えばもっと安い新電力はあります。

太陽光発電システムから発電した電気の料金と、発電できない夜間や雨の日用の料金(=表ではその他供給分とする)それぞれを、エリアごとにまとめたので参考にしてみてください。

電力量料金とは電気を使った分だけかかる料金のことで、基本料金とは契約アンペア数(A)ごとにかかる料金のことです。

↓ご自身のエリアをクリック(タップ)すれば開きます。

東北電力エリアの料金

東北電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
基本料金30A954.94円
40A1,273.26円
50A1,591.57円
60A1,909.89円
電力量
料金
120kWh~17.74円
120kWh~
300kWh
23.87円
300kWh~27.25円

閉じる

東京電力エリアの料金

東京電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
基本料金30A801.47円
40A1,068.63円
50A1,335.78円
60A1,602.94円
電力量
料金
120kWh~18.93円
120kWh~
300kWh
24.91円
300kWh~28.43円

閉じる

中部電力エリアの料金

中部電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
基本料金30A665.05円
40A886.73円
50A1,108.42円
60A1,330.10円
電力量
料金
120kWh~20.18円
120kWh~
300kWh
24.08円
300kWh~26.47円

閉じる

関西電力エリアの料金

関西電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
電力量
料金
120kWh~19.26円
120kWh~
300kWh
25.19円
300kWh~28.44円

閉じる

中国電力エリアの料金

中国電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
電力量
料金
120kWh~19.84円
120kWh~
300kWh
25.90円
300kWh~27.48円

閉じる

四国電力エリアの料金

四国電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり27.00円
その他
供給分
電力量
料金
120kWh~19.50円
120kWh~
300kWh
25.50円
300kWh~28.45円

閉じる

九州電力エリアの料金

九州電力エリアの料金

区分料金単価
太陽光
発電分
電力量
料金
1kWhあたり25.00円
その他
供給分
基本料金30A835.57円
40A1,114.10円
50A1,392.63円
60A1,671.15円
電力量
料金
120kWh~16.63円
120kWh~
300kWh
21.63円
300kWh~24.07円

閉じる

じぶん電力の申し込み前の確認事項

じぶん電力の契約条件や申し込み方法など、申し込み前に知っておきたいポイントも押さえておきましょう。

契約の条件

じぶん電力と契約できるのは築20年未満かつ2階建て以下の家のみです。

マンションやアパートなど、集合住宅に住んでいる方は申し込むことができません。

また、すでに蓄電設備や発電設備(太陽光発電、エネファームなど)がある場合も対象外となります。

そのほか、申込者、同居の家族の年齢が60歳未満でないと契約できないなどの条件もあります。

家の強度や日射量、積雪量、塩害の度合いなどによっても契約できない場合もあるので注意が必要です。

評判でも申し込み審査に通らなかったというものがありました。

申し込みから供給まで

じぶん電力へはwebから申し込むことができ、申し込みから供給開始までの流れは以下のようになっています。

➀じぶん電力ホームページから申し込む

➁じぶん電力コールセンターから電話で詳しい説明や屋根の確認がされる

➂検針票と図面を用意し、じぶん電力にEメールで送信

➃工事担当者が家に現場調査に来る

➄webで契約手続き

➅電気の購入先が切り替わる(※太陽光発電の電気はまだ使えない)

➅太陽光発電設備の設置工事(※太陽光発電の電気はまだ使えない)

➆太陽光発電設備の系統連系が行われ、太陽光発電からの電気の供給開始

他の新電力と比べると手続きの手間が目立ちます。

じぶん電力の基本情報

じぶん電力の基本情報をまとめました。

供給エリア

一部エリアを除く全国に対応

※北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、沖縄県は除く

支払い方法

クレジットカード

⇓利用可能なクレジットカード
VISA、MasterCard、JCB、Diners、AmericanExpress

まとめ

「太陽光発電システムが無料」と聞くとかなりお得な話のように聞こえますが、蓋を開けてみると利用者にとってはあまりお得ではないことがわかりましたね。

停電時に使える非常コンセントは魅力的ですが、料金だけで言うならもっと安い新電力はありますし、太陽光発電の最大のメリットとも言える売電もできません。

何より20年の契約期間と期間内の解約で発生する違約金(太陽光発電システムの買い取り)のリスクが大きすぎます。

太陽光発電をしてみたいという方、震災などの不測の事態に備えたいという方にはおすすめですが、そうでなければ他の新電力を検討した方がいいかもしれませんね。

【電力自由化】新電力の評判・比較まとめ