オール電化は電力会社を乗り換えるべき?おすすめな電力会社から注意点まで解説

オール電化でも電力会社を乗り換えたら安くなる?オール電化プランでおすすめな電力会社はどこ?と思っていますよね。

オール電化プランは過去に料金改定があり、地域ごとの電力会社が提供している「改定前のプラン」を利用している人は乗り換えない方がお得ですが、「改定後のプラン」を利用している人は、新電力に乗り換えることで電気代の節約が見込めます。

特にHTBエナジーのオール電化プラン「ぜんぶでんき」では、毎月2,000円以上の節約も見込めるためおすすめです。

ただし電力会社の選び方によっては高くなってしまう可能性があるので、注意しなければなりません。

この記事を読めば、本当に電力会社を乗り換えるべきなのか、そしてオール電化プランを選ぶ時は何に注意をすればいいのかまで分かるようになっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

オール電化は電力会社を乗り換えて安くなる?

現在、地域ごとの電力会社のオール電化プランを利用している人は、新電力のオール電化プランに乗り換えて安くなる場合とそうでない場合があります。

安くなるのは、過去に行われた料金改定よりも後のプランなので詳しく解説します。

※新電力:2016年以降に誕生した新しい電力会社

料金改定後のプランなら安くなる場合も

料金改定後にオール電化を導入した人やプラン変更をした人は、『新電力』が提供しているオール電化プランに乗り換えることで安くなる可能性があるので、下記の画像に料金改定のイメージをまとめました。

オール電化の料金改定

上記のように新電力のオール電化プランは、料金改定後のプランを基に安くなるように料金が設定されています。

そのため使用状況にもよりますが、乗り換えると毎月の電気代を1,000円~2,000円程安くすることも可能です。

ただ中には数十円~数百円程しか安くならないプランや、1円も安くならない代わりにポイントが貯まるだけのプランもあります。

またプランの選び方を間違えてしまうと、電気代がかえって高くなる場合もあるので、具体的な料金の話やプランの選び方などは後ほど詳しく解説します。

なお料金改定のタイミングは電力会社ごとに異なるので、料金改定前のプラン名も併せて表にまとめました。電気の検針票やマイページで自分が契約しているプランと見比べてみてください。

エリア改定
時期
改定前のプラン名
東京電力2016年
4月1日
電化上手
北海道電力2017年
11月1日
時間帯別電灯
東北電力2016年
4月1日
時間帯別電灯A,B,S
北陸電力2016年
8月1日
エルフナイト
中部電力2016年
10月1日
Eライフプラン
関西電力2019年
4月1日
はぴeタイム
中国電力2016年
4月1日
時間帯別電灯
四国電力2018年
10月1日
季節別時間帯別電灯
九州電力2016年
4月1日
季時別電灯
沖縄電力2017年
4月1日
Eeらいふ

上記のプラン以外を利用している人は、これから紹介する新電力のオール電化プランに切り替えることで電気代が安くなる可能性があります。

ちなみに料金改定前のプランを利用している人は、一度他のプランに乗り換えてしまうと二度と元のプランに戻ることはできないので気を付けましょう。

オール電化におすすめの電力会社

新電力が提供しているオール電化プランはいくつかありますが、料金シミュレーション結果、最もお得なのが「HTBエナジーのぜんぶでんき」ということが分かりました。

どのくらいお得なのか、オール電化プラン3つを例に、3人暮らし以上の電気代を想定して1ヵ月間の電気代を表にまとめました。(※電気の使用量は600kWh、契約電力は60A/4.8kW)

なおオール電化プランは利用する時間帯によって電気代が大きく変わるため、使用状況を以下の3通りに分けてあります。

①~③のうち自分に当てはまる使用状況の部分を見てください。
①夜間にたくさん使った場合
(昼間:200kWh/夜間:400kWh)
②昼間と夜間の使用量が同じ場合
(昼間:300kWh/夜間:300kWh)
③昼間にたくさん使った場合
(昼間:400kWh/夜間:200kWh)
 CDエナジー昭和シェル
の電気
九電みらい
エナジー
HTBエナジー
13,988円13,922円
(-66円)
13,851円
(-137円)
11,657円
(-2,331円)
14,790円14,724円
(-66円)
14,605円
(-185円)
13,056円
(-1,734円)
15,592円15,526円
(-66円)
15,359円
(-233円)
14,454円
(-1,138円)
※表の()内は、東京電力の現在提供されているオール電化プラン「スマートライフS」から各新電力に乗り換えた場合の差額です。

このように「昭和シェルの電気」や「九電みらいエナジー」では、東京電力から乗り換えても数十円~数百円程しか変わりません。また「CDエナジー」では、電気代は東京電力のままで電気代に併せて1%のポイントが貯まるだけなので、あまりお得とは言えません。

一方「HTBエナジー」では、どんな使用状況でも数千円ほど節約できます。

ただしHTBエナジーは「北海道電力エリア・北陸電力エリア・沖縄電力エリア」は提供エリア外となっており、「北海道電力エリア・北陸電力エリア」に関してはオール電化プランに対応しているのは「昭和シェルの電気」のみです。

なお「沖縄電力エリア」に関してはオール電化プランを提供している新電力がないので今のプランを使いましょう。

HTBエナジー

HTBエナジーが提供している「ぜんぶでんき」は、他のオール電化プランと比べても特に安くなりやすいのでおすすめです。

安くなる理由は、電気を使った分だけかかる料金の単価がお得に設定されていることと、夜間の安い時間帯が他よりも長く設定されていることにあります。

例として、東京電力のオール電化プラン「スマートライフS」の料金と比べてみました。

東京電力とHTBエナジーのオール電化プランの比較
引用元:東京電力公式サイトHTBエナジー公式サイト
上記の画像のように東京電力と比べて、夜間の料金単価はHTBエナジーの方が『5円』以上安く設定されており、さらに夜間の時間帯はHTBエナジーの方が3時間長くなっています。 この料金単価の差や安い時間帯の差によって、HTBエナジーでは毎月1,000円~2,000円ほど大幅に節約することができるんです。 ただHTBエナジーは、1年以内の解約で2,000円の違約金が請求されてしまうという注意点もあるので覚えておいてください。

出光昭和シェルの電気

北海道電力エリアと北陸電力エリアでは、オール電化プランを提供している新電力が出光昭和シェル電気のみとなっています。

昭和シェルの電気では、北海道電力の「eタイム3プラス」や、北陸電力の「くつろぎナイト12」と比べて基本料金が100円前後安くなる設定なので、大幅な節約はできませんが少しでも安くしたい人にはおすすめです。

北海道電力エリアのオール電化プラン

引用元:昭和シェルの電気公式サイト

ただ昭和シェルの電気には、1ヵ月に100Lまでのガソリン代が「2円/L」安くなるカーオプションもあるので、車を持っている人は併せて検討してみてもいいかもしれません。

オール電化で電力会社を選ぶ時の注意点

オール電化プランを選ぶ時に注意すべき点は大きく2つあるので、それぞれ詳しく解説します。

オール電化プラン以外は高くなる

オール電化を利用しているのにもかかわらず、オール電化プラン以外のプランを契約すると、かえって高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

オール電化プラン以外のプランは主に、「時間帯によって料金が変動しないプラン」と「深夜の料金が安く設定されているプラン」に分かれているのでそれぞれ解説します。

時間帯で変動しないプランの場合

オール電化住宅は夜間の安い時間帯に電気を利用することで電気代が安くなる仕組みなので、時間帯で料金が変動しないプランに乗り換えるとかえって高くなってしまいます。

例として時間帯で料金が変動しない新電力のうちの1つ『Looopでんき』で、夜間に電気を多く使った場合(60A/600kWh)の1ヵ月間の電気代を、基本料金や料金単価と併せて表にまとめました。
 東京電力Looopでんき
基本料金1,716円0円
料金単価夜間:17.78円
一律26.4円
昼間:25.8円
電気代13,988円15,840円
※基本料金とは毎月固定でかかる料金のことで、電気を使った分だけかかる料金と併せて請求されます。

このようにLooopでんきでは料金単価が一律で1日中変わらないため、特に夜間の電気代が東京電力よりも割高になってしまうんです。

深夜が安いプランの場合

新電力の中には、「深夜の電気代が安くなるプラン」を提供しているところがありますが、このプランはオール電化プランではない場合があるので注意しましょう。

例えばエルピオでんきには「深夜お得プラン」というプランがあり、オール電化住宅にも対応していますが、以下の画像のように東京電力のオール電化プランと比べて割高に設定されています。

東京電力とエルピオでんきの比較

引用元:東京電力公式サイトエルピオでんき公式サイト

このようなプランの場合、公式サイトではオール電化住宅が乗り換えると高くなってしまうことが書かれていないので、しっかり見比べてから選ぶようにしましょう。

基本料金が高くなる可能性がある

オール電化の『基本料金』の決め方は、主に「実量制」と「アンペア制」の2種類があり、実量制の場合は知らずに使うと基本料金が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

実量制とは、過去1年間で最も大きかった電力量(一度にどれだけ家電をたくさん使ったか)を基準に計算する方法なので、1日でも家電を同時にたくさん使う日があれば、その日以降の基本料金はずっと高いままという訳です。

実量制は、一度に使う家電の量を考えることで基本料金の節約も可能ですが、管理が難しいという人は電力量で基本料金が変動しないアンペア制を選んだ方がいいでしょう。

ちなみに上記で紹介したHTBエナジーのぜんぶでんきでも実量制を取り入れているので覚えておいてください。

オール電化で電力会社の変更時によくある質問

オール電化で電力会社を変更する際によくある質問についてお答えしたので、乗り換え前に必ずチェックしましょう。

乗り換え方法は?

新電力が提供しているオール電化プランの多くはWEBサイトから申し込むことができます。

申し込み手順は、希望の電力会社のWEBサイトで、電気の契約状況や住所やメールアドレスといった必要事項を入力すれば完了です。

申し込みに必要な情報は電気の検針票に書いていあるので、支払いに使うクレジットカードまたは口座情報と一緒に用意しておきましょう。

なお、今使っている電力会社の解約については、乗り換え先の電力会社が勝手に行ってくれるため、各自で行う必要はありません。

申し込みが無事通れば、切り替えの案内のハガキまたはメールにて切り替わる日のお知らせが届き、申し込みから1ヵ月程で切り替わります。

工事や停電はある?

オール電化で電力会社を乗り換えるにあたって、稀にスマートメーターの工事が行われる場合があります。

スマートメーターとは、従来のアナログ式のメーターに代わって順次全ての家に取り付けられている電力量計器のことで、取り付けられるとスマホやパソコンで1時間ごとの電気の使用量や、今までの電気代を確認できるようになります。

スマートメーターの設置工事は原則無料で立ち合い不要です。メーターがオートロック内に設置されている場合などは必要になりますが、事前に連絡が来るので安心してください。

また新しい電力会社へ切り替わる際は、基本的に停電が起きることはなく、ブレーカーを落としたり電気を消しておく必要もありません。

まとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

オール電化で電力会社を乗り換える前にまず、自分が利用しているプランが料金改定前のプランなのか、料金改定後のプランなのかをチェックする必要があります。

料金改定後のプランの場合、新電力が提供しているオール電化プランに乗り換えることで安くなる可能性があり、特に「HTBエナジーのぜんぶでんき」がお得なのでおすすめです。

電気の使用量や使用状況にもよりますが、毎月2,000円以上の節約も可能です。

ただ新電力のプランの中には、「時間帯によって料金が変わらないプラン」や「深夜が安いプラン」など、オール電化プランから乗り換えることで高くなってしまうプランもあるので注意しましょう。
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