新電力・電力自由化の乗り換えはデメリットに要注意

電力自由化で新電力への乗り換えを行う人が殺到すると予想されますが、知識がないままに流行に流されるだけでは損をしてしまう可能性も大いにあります。

料金面で現在利用している電力会社より安くなるメリットがある反面、デメリットとして認識しておく事がいくつかあります。

これからインターネット上には、日を追うごとに電力会社の乗り換えを斡旋するサイトが増えると思いますが、申込みさせるためにデメリットまで詳細に知らせるサイトはほとんどないでしょう。

知っておくと安心できる事なのでしっかり覚えておくようにしてください。

電力自由化のメリット

電力自由化とは?』で詳しく説明しましたが、自由化になって新電力へ乗り換えする事により多くの方は料金の引き下げとなるはずです。どの程度下がるかは事業者によって変動しますが、100社を超える事業社がいれば他を圧倒するようなプランを打ち出す会社も必ず出てきます。

また、料金が安くなるメリットの他に、以下のような特典も合わせて考慮したほうが良いです。

ポイント連動などの付加価値

例を挙げると、ソフトバンクや楽天などでは独自でポイントを貯められるような仕組みを持っています。そのような電力会社と契約して電気を使った分が、ポイントとして加算される付加価値を付けてくる事業社もいます。

東京電力も自由化によって相当焦っているようで、最近メディアへの広告を頻繁に行っている事を知っていますか?その表れとして、TポイントのCCCと連携したりリクルートともポイント連動するなど、これまでのような体制だと新電力に抜かれるとようやく気付いたのでしょう。

独自の割引サービス

既存のサービスをいかして顧客獲得を目指している新電力もあります。


ENEOSでんきの場合、ガソリン代が割引されます。
HTBエナジーの場合、旅行代金が割引される

などなど

それぞれの色を生かした割引サービスがたくさんあります。

ただ、ホームページでは誰もがお得になるように見せている場合も多いので、騙されないようにしましょう。

重要なのはそのサービスを自分が利用するかどうかです。

ENEOSでんきを契約しても普段車に全然のらない人からしたら、メリットとしては薄いですよね。

料金がどれだけ安くなるかが一番大事です。

セット割でさらにお得に

@niftyでんきを例に出して説明しましょう。

でんきとインターネットの回線を契約することで、月々のネット料金が250円割引されます。

これがセット割引きです。

もともと@niftyを使っていた人からするとでんきを切り替えるだけで、ネット料金が安くなるんだからメリットですね。

ただ、契約の縛りや違約金も高くなる場合があるので注意しましょう。

あまり理解せずに契約してしまうと、痛い目にあうので新電力のセット割を申し込む場合はしっかりとメリット・デメリットを精査したうえで申し込みましょう。

キャッシュバックキャンペーン

無形商材特有のメリットといえば「キャッシュバック」を忘れてはいけません。インターネット回線への申込みをすると数万円のキャッシュバックをもらえますが、新電力が参入して競合が増えてくれれば、電力会社の乗り換えでも高額キャッシュバック特典が実施されるはずです。

当サイトではどこの電力会社がいくら貰えて、どのような条件なのか?どの会社もひいきすることなく比較、検証していくつもりです。消費者目線で情報発信していくので、契約前に訪問されるのをおすすめします。

要注意!電力自由化のデメリット

電力自由化にはひとつもデメリットとなる事がなく、消費者の電気代も安くなって多くの企業も潤う!とネットでは騒がれていますが、実際にその通りにいくのであれば閣議決定するまでこんな時間は掛からなかったでしょう。

電力事業ではBtoC(企業⇔消費者)の比率が高いため、最終的に馬鹿を見るのは消費者側になることが多いです。企業の利益操作のコマとならないようにデメリットも理解しておきましょう。

契約した新電力が倒産・撤退してしまう可能性がある

今までの地域の電力会社と違い、新電力会社は完全な営利企業なので、仮に経営状況が悪くなったとしても国に救済されるなどの措置がありません。

つまり、経営基盤がしっかりしていない新電力では簡単に倒産や撤退してしまう可能性があるのです。

実際に福島電力という新電力会社が経営悪化で倒産、エレトス合同会社という新電力が代理店の不祥事で撤退ということもありました。

万が一契約していた新電力が倒産したり電力事業から撤退したとしても、直ちに電気が止まることはなく、地域の電力会社が当分の間電気の供給を肩代わりしてくれる仕組みにはなっています。

しかしそれもあくまで救済措置なので、契約者は早急な電力会社の切り替えを余儀なくされます。

選ぶ新電力会社を間違えてしまうと、こうした不要なトラブルに巻き込まれてしまうことがあるのです。

電気料金が上がってしまうことも

新電力に切り替えればお得になるんじゃなかったの?と思う方もいると思いますが、必ずしも全員が安くなるとは限りません。

というのも、新電力会社はそれぞれ独自の料金プランを設定しており、お得になるターゲットが異なるからです。

例を挙げてみます。
A社=電気をたくさん使うと安くなるプラン
B社=電気を使わない場合に安くなるプラン

もし一人暮らしの方がA社の電気を契約した場合、電気を使わないためかえって今までより割高になってしまう可能性があるのです。

もちろん逆もしかりです。

利用者が気を付けるべきこととしては、自分の生活スタイルやだいたいの電気の使用量・電気代を把握しておくということ。

新電力会社の中には、たくさん使わないとお得にならないという特徴を隠して一人暮らしの方に勧めてくるなんてこともあります。

せっかく電力自由化で電気代をお得にできるチャンスなので、こうした間違いで損をしてしまわないように注意する必要があります。

違約金がかかる

新電力の中には契約期間を設定して、期間内に解約してしまうと違約金が発生する場合があります。

違約金の相場は2,000円くらいですが、中には10,000円近くかかる場合があります。

インターネットの解約金にくらべたら安いので、そこまで気にする必要はないですが、お得なセット割などのプランには契約期間が定められていて、違約金が発生する可能性があるので申し込み前にしっかり確認しましょう。

因みに契約期間もなく、違約金がかからない新電力もあります。

違約金の有無はどの新電力のサイトにも「よくある質問」というページが用意されているのでそちらから確認しましょう。

支払い方が限られてしまう

支払い方法がクレジットのみの新電力もあります。

今やネットで買い物をするのは当たり前の時代ですが、情報漏洩の問題からクレジットの情報を入力したくない人っていますよね。

口座振替に対応していない新電力は結構多いので、事前に確認しておきましょう。

検針票が有料もしくは発行できない

既存の電力会社だと当たり前のように検針票が送られてきますよね。

新電力の場合、検針票が有料(100円くらい)かネット上での確認する形になります。

中には検針票が発行できない新電力もあります。

今はペーパーレス化が進んでいるので仕方がないかもしれませんが、ネットが苦手な人も中にはちょっと面倒かもしれませんね。

まとめ

料金が安くなるメリットは喜ばしいことですが、デメリットを忘れていると痛い目に遭うかもしれません。特に目に見えない商品やサービスの場合、無駄に思える情報でも集めた人が得することが多いので、面倒かもしれませんが各記事に目を通しておくことをおすすめします。

新電力会社への知識を完璧にするだけの情報は更新しているので、業者比較をする前に時間がある限りご覧になってみてください。

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