【徹底比較】東京電力と東京ガス、どっちにまとめるべき?セット料金・サービス・キャンペーン内容を詳細検証

東京電力と東京ガスどっちにまとめるべき?セット料金を比較!
「東京電力と東京ガス、まとめるならどっちがおすすめ?」
「東京電力と東京ガスの料金を比較したい」

東京で電気とガスをまとめたいと考えた時、真っ先に浮かんでくる東京電力と東京ガス。

いずれも「電気とガスをまとめてお得!」と謳っていますが、結局のところどちらがお得なのか?

結論から言うと、基本的には東京ガスでまとめるのがお得です。

この記事では東京電力と東京ガスの料金はもちろん、その他サービスやキャンペーンについても比較しました。

これから乗り換えを検討している方は、ぜひご覧ください。

※東京電力と東京ガスは燃料費調整額および原料費調整額の算出方法が異なります。そのため、燃料価格によっては実際の請求額と結果が異なる場合があります。

以下の記事では東京ガスの電気の評判やメリット・デメリットに関して詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
⇒『東京ガスの電気の評判は?まとめるメリットと知っておきたいデメリット

【最新】東京電力と東京ガスなら東京ガスにまとめるのがお得!

東京電力より東京ガスの方がおすすめ

詳しい料金の内訳などは後ほど解説しますが、料金面で電力会社を悩んでいるなら、基本的には東京ガスでまとめるのがお得です。東京ガスの方が安くてお得です。

東京ガスには電気が安く、東京電力にはガスが安いという特徴がありますが、基本的に電気の方が多く使うため、電気代が安くなる東京ガスを選んだ方が結果的に電気・ガスの合計料金でも安くなるためです。

ただし例外として電気はほとんど使わず、ガスを多く使うという家庭では、東京電力を契約した方が良いでしょう。

2023年現在は、多く電気会社では値上げが行われており、東京電力や東京ガスでも同じような状況になっています。

但し、値上げが行われた中でも東京ガスは良心的な価格帯を維持しており、今後東京電力の値下げに合わせて基本料金が下がる可能性もあるため、今後急激に高くなる心配もなく安心して利用できるでしょう。

▼東京ガスの電気公式サイト

▼東京電力公式サイト

東京電力と東京ガス徹底比較!まとめると安いのはどっち?

それでは、東京電力と東京ガスの料金を詳しく比較していきます。

冒頭でも述べましたが、電気とガスをセットで契約した時の合計料金は一人暮らしでも二人以上でも東京ガスの方が安いです。

東京電力にまとめた時の電気代+ガス代、東京ガスにまとめた時の電気代+ガス代を世帯人数ごとに比較します。なお、上記で紹介したセット割が適用された実際の料金です。
世帯東京電力東京ガス
一人暮らし
(電気:30A/150kWh、ガス:7m³使用)
6,531円5,746円
(-785円)
二人暮らし
(電気:40A/280kWh、ガス:15m³使用)
14,192円10,179円
(-4,013円)
三人暮らし
(電気:40A/400kWh、ガス:32m³使用)
22,376円14,676円
(-7,700円)
四人暮らし
(電気:40A/450kWh、ガス:36m³使用)
25,197円17,439円
(-7,758円)
五人以上
(電気:50A/500kWh、ガス:40m³使用)
27,724円20,328円
(-7,396円)

※2024年3月1日時点での情報
※東京電力=スタンダードSプラン+とくとくガスプランで計算
※東京ガス=基本プラン+一般料金で計算
※燃料費調整額・原料費調整額・再エネ賦課金を除く
※東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。
東京ガスで電気とガスをまとめた場合、1人暮らしは1ヶ月で785円、年間では9,420円と、1万円近くお得になります。
2人暮らしの場合は、年間で48,156円と、5万円近くお得になります。
3人~5人暮らし以上の場合では、どの世帯も1ヶ月で7000円以上安くなっています。
一番安くなる4人暮らしでは、年間で93,096円もお得になります。
東京ガスで電気とガスをまとめるだけで、年間9,000円~90,000円以上の節約になります。

1人暮らしもファミリー世帯も、電気とガスをまとめるなら東京ガスの方が確実に光熱費が安くなるため、おすすめです。

おまけ1|電気代、ガス代だけで比較したら安いのはどっち?

電気とガスの合計料金の比較が分かったところで、参考までに電気代だけ、ガス代だけで比較した結果をご紹介します。

考えが変わり、まとめずに別々で契約しようと思った方は参考にしてください。

電気代だけで比較!安いのは東京ガス

まず電気代だけで比較した結果をご紹介します。

結論、使用量に関わらず電気代が安いのは東京ガスです。

世帯東京電力東京ガス
一人暮らし
(30A/150kWh)
6,375円3,990円
(-2,385円)
二人暮らし
(40A/280kWh)
11,429円7,564円
(-3,865円)
三人暮らし
(40A/400kWh)
17,457円10,805円
(-6,652円)
四人暮らし
(40A/450kWh)
19,491円12,173円
(-7,318円)
五人以上
(50A/500kWh)
21,821円13,827円
(-7,994円)

※2024年3月1日時点での情報
※燃料費調整額・再エネ賦課金を除く
※東京電力は「従量電灯B」、東京ガスは「基本プラン」で計算。セット割は適用せず
※東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。


東京ガス(基本プラン)は、東京電力の料金を基準に安いプランを策定しました。そのため、東京ガスの方が東京電力より安くなります。

より具体的に見れば、東京ガスの基本プランは東京電力の従量電灯Bと比べて基本料金は同じ、従量料金が安くなっています。
 東京電力東京ガス
従量料金~120kWhまで30.00円29.90円
(‐0.1円)
120~300kWhまで36.60円35.41円
(‐1.19円)
300kWhを超えた分40.69円37.48円
(‐3.21円)
基本料金は電気の契約自体にかかる固定の料金ですが、従量料金は電気を使った分だけ増えていく課金制の料金。この従量料金が安くなっているため、電気の使用量が増えれば増えるほど東京ガスの方が電気代が安くなっていくのです。

ガス代だけで比較!安いのは東京電力

一方で、ガス料金だけで比較すると安いのは東京電力です。

 東京電力東京ガス
一人暮らし
(7m³)
1,722円
(-54円)
1,776円
二人暮らし
(15m³)
2,850円
(-88円)
2,938円
三人暮らし
(22m³)
3,808円
(-118円)
3,926円
四人暮らし
(30m³)
4,820円
(-149円)
4,969円
五人以上
(40m³)
6,085円
(-189円)
6,274円

※2024年3月1日時点での情報
※東京電力は「とくとくガスプラン」、東京ガスは「一般料金」で計算。セット割は適用せず
※燃料費調整額を除く

東京電力は、東京ガスを基準に割安な料金を設定しました。そのため、東京ガスより安くなります。

ガス料金も基本料金、単位料金(ガスの使用量に応じて払う料金)の2つがありますが、これはどちらも東京電力の方が安くなっています。電気代ほどの差にはなりませんが、それでもガス単体で見れば東京電力の方が安くなります(燃料費調整額を除いた基準単位料金で算出した場合)。

おまけ2|もっとも電気・ガス代を安くする方法は?

ここまでご覧になって気付いた方もいるかもしれませんが、実は電気とガスをどちらかにまとめるより、電気は東京ガス、ガスは東京電力と別々に契約した方が安くなる可能性もあります。

各社のセット割は適用されなくなりますが、正直セット割引自体は少額です。使用量が多い家庭、特に電気をたくさん使う家庭では、セットにしてセット割を適用させるより電気は東京ガス、ガスは東京電力で契約した方がお得になります。

さらに、東京電力、東京ガスにこだわらなければそれぞれ安い新電力、都市ガス会社を別々に契約した方がさらにお得です。

一人暮らしで比較|東京ガスにまとめた方が安い

一人暮らしなど、電気ガスの使用量が少ない世帯の場合、東京ガスの方が安くなります。

但し、東京電力と東京ガスどちらで契約しても、一人暮らしの電気使用量では大きく電気代に差が出ませんが、少しでもお得に契約したいなら東京ガスでの契約がおすすめです。

月の電気使用量東京電力の電気代東京ガスの電気代差額
20A 100kWhの場合2,560円2,550円10円
30A 120kWhの場合3,244円3,231円13円
30A 150kWhの場合5,583円5,269円314円


※2024年3月1日時点での情報
※東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

上記の通り、使用量が多くなるほど差額も開いています。

一人暮らしでもリモートやテレワークで長い時間家にいたり、家電が多いという方なら東京ガスの電気一択と言えるでしょう。

二人以上の世帯で比較|東京ガスにまとめた方が安い

さらに、二人以上の世帯でも東京ガスの方が安くなります。

一人暮らしではほとんど差がなかった電気代ですが、使用量が増えるほど東京ガスの方が安くなります。ガス代は相変わらず東京電力の方が安いですが、その分を上回るほど東京ガスの電気代が安くなるため、合計料金は東京ガスが安くなるのです。

特に家族が多く、使用量が多い世帯の方が東京ガスの安さが際立ちます。ここで計算した数字はあくまで平均的な使用量を想定しているため、家庭によってはもっと使用量が多い場合もあるでしょう。

ペットを飼っていていて常にエアコンや冷暖房をつけている家庭、お風呂の追い炊きを日常的にする家庭、乾燥機や食洗器など消費電力の大きい家電を稼働する家庭ではより大きな差になります。

もちろん平均的な使用量の家庭でも、東京ガスの方が月に数百円安くなります。二人以上で暮らしているなら、東京ガスにまとめた方がお得です。

東京ガスの電気公式サイトを見る

東京電力公式サイトを見る

東京電力と東京ガスの違いは?

名前が似ているため同じ会社と思っている方もいるかもしれませんが、東京電力と東京ガスは全く別の会社です。
会社名東京電力東京ガス
事業内容電気の供給
2017年のガス自由化以降、都市ガスの供給も開始
都市ガスの供給
2016年の電力自由化以降、電気の供給も開始
営業エリア栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都(島嶼地域を除く)、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)東京23区および近隣の市区町村
設立年月日1951年5月1日1885年10月1日
料金面での違い主にガス代が安くなる主に電気代が安くなる
公式サイト東京ガスの電気公式サイト東京電力公式サイト
東京電力は関東地方一帯に電力を供給する電力会社。東京ガスは東京23区を中心に首都圏で都市ガスを供給するガス会社です。

2016年の電力自由化により東京ガスは電気を販売し、2017年の都市ガス自由化により東京電力は都市ガスを販売するようになりました。

料金面での東京電力と東京ガスの違いとしては、電気代は東京ガスが安く、ガス代は東京電力が安いということです。

東京ガスは東京電力と比べて電気の1kWhあたり3円程度安くなります。一方の東京電力は東京ガスと比べてガス代が5%程度安くなります。

東京電力と東京ガスのサービス内容比較!まとめたらどっちが充実?

続いて、料金以外のサービス面でどのような違いがあるかも見ていきましょう。

解約金・違約金はどちらも不要

東京電力・東京ガスともに解約金は0円です。

いつでも無料で解約できるので、気軽に契約できるというメリットがあります。

かけつけサービスは東京ガスが豊富

生活トラブル時に駆け付けてくれるサービスの内容・料金を比較しました。

東京電力のかけつけサービス

東京電力には「生活かけつけサービス」というサービスがあります。

水回りや鍵、窓ガラス、電気設備に関するトラブルに無料で対応してくれます。

月額300円がかかりますが、出張費、90分(電気設備は60分)までの作業費、応急処置に必要な部品代(20,000円まで)が無料になります。

有料のサービスではありますが、突然の生活トラブルに不安がある方にはおすすめです。

東京ガスのかけつけサービス

東京ガスには「水とでんきの駆けつけサービス」というサービスがあります。

水まわりと電気設備の急なトラブルに備える駆けつけサービスです。

月額385円がかかりますが、24時間365日対応、作業料・出張料無料で対応してくれます。

加入条件は東京ガスのガスを利用していること。電気だけの契約では対象外になるので注意してください。

東京電力と東京ガスの割引特典比較

2023年現在、東京電力も東京ガスもキャンペーンを実施はしていませんが、東京ガスは基本料金が1カ月間無料になっています。

東京ガスは基本料金が1ヶ月無料に

東京ガスの基本料金1ヶ月無料

東京ガスに新規で申し込み、6カ月以内に開通すれば電気の基本料金が1ヶ月無料になります。

東京ガスの「基本プラン」または「ずっとも電気3」に新規で申し込んだ方全員が対象で、別途申請も不要な非常に利便性が高いです。

一般的な家庭で1,000円程度の節約とはなりますが、東京電力ではキャンペーンが行われていないことを考えると実施しているだけでも十分お得と言えますよ。

▼東京ガスの電気公式サイト

電気とガスをセットにまとめるメリット・デメリット

ここで改めて、電気とガスをまとめることにどのようなメリット・デメリットがあるかを見ていきましょう。
メリット
東京電力と東京ガス別々に契約するよりも安くなる
電気ガスセット割が適用されてお得に利用できる
※東京ガスの都市ガスと電気をご契約中のお客さまはご契約いただいている料金メニューに応じて、電気料金が割引になります。
支払いが一つにまとまる
デメリット
東京電力の場合、料金が高くなる場合も…

東京ガスは別々に契約するよりも安くなる

東京電力の都市ガスは東京ガスよりも安く、東京ガスの電気は東京電力よりも安いです。

つまり、どちらかにまとめることで東京電力と東京ガスを別々に契約するよりも安くなるというのがメリットですね。

支払いが一つにまとまる

東京電力や東京ガスに契約をまとめることで、支払いも一本化されます。

家計の管理がしやすくなるので、この点をメリットと感じる方は多いかもしれませんね。

東京電力と東京ガス、料金が高くなる場合も…

東京電力で契約した場合、電気料金が高いため料金が高くなる可能性があります。

オプションなど必要なものがあれば、東京電力で契約するのもおすすめですが、料金面が気になる方は出来れば東京ガスが良いでしょう。

東京電力・東京ガスはどんな人におすすめ?

最後に、東京電力と東京ガスそれぞれどんな人におすすめかおさらいしましょう。

東京電力がおすすめな人

東京電力の一番のメリットとしては、ガス料金が東京ガスよりも安くなるという点が挙げられます。

東京ガスの都市ガスよりも約3%安くなり、極端に電気をあまり使わないという方は東京ガスよりも東京電力にまとめる方がお得です。

逆に電気代は高いので、家族が多く電気をたくさん使うという家庭には不向きです。

東京ガスがおすすめな人

東京電力と比較して電気料金が安くなるというのが東京ガスに契約をまとめる最大のメリット。

また、電気+ガス代も東京ガスの方が安くなります。

基本的には東京電力よりも東京ガスにまとめた方がお得になります。

まとめ|東京電力・東京ガスまとめるならどっちがおすすめ?

結論としては、一人暮らしでも複数世帯でも東京ガスでまとめるのがお得です。

ただし、これはあくまでこの2社で比較した場合の話ですが、現在の電気代高騰により、東京ガスが使えるエリアでは東京ガスがお得に契約できるでしょう。

▼東京ガスの電気公式サイト

▼東京電力公式サイト

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