新電力のエヌパワー(みらい電力)が乗り換えで得なのか検証

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新電力のエヌパワー(みらい電力)が乗り換えで得なのか検証

新電力のエヌパワーは2011年に設立され、翌年に特定規模電気事業者(PPS)の登録を行っています。それ以降は太陽光発電事業がメインとなり現在に至ります。

2016年から始まる家庭向けの販売にも参入予定であり、2015年10月に小売電気事業者の登録が完了しています。

同社のホームページを見てもらえれば分かりますが、業務を分けるためなのかエヌパワーが「電力事業と太陽光発電事業」、そしてみらい電力が「電力事業(新電力事業)」となっています。

この2社が行う事業内容の違いがよく分かりませんが、新電力としての情報を探ってみます。

エヌパワー及びみらい電力をそれぞれ説明する必要はないと判断したので、小売電気事業者の登録をしているエヌパワーを中心に合わせてお伝えしていきます。

エヌパワー・みらい電力とは?

冒頭でお伝えした通り、エヌパワーは会社設立後1年も経たないうちに新電力となり、2015年には家庭向けの電力販売に向けて小売電気事業者の登録をしています。事業の拠点は愛知県にあり、太陽光発電事業を中心に電力事業一筋で行っている企業です。

会社概要(エヌパワー)

社名 株式会社エヌパワー
設立 2011年2月16日
所在地 〒452-0031 愛知県清須市西枇杷島町宮前1丁目1番地
代表者 中山 貴晴
資本金 10,000,000円
従業員数 不明
事業内容
  • 電力の販売及び買い取り
  • 太陽光発電事業
関連会社 株式会社みらい電力

会社概要(みらい電力)

社名 株式会社みらい電力
設立 2012年8月
所在地 〒452-0031 愛知県清須市西枇杷島町宮前1丁目1番地
代表者 中山 貴晴
資本金 10,000,000円
従業員数 不明
事業内容 電力の販売及び買取(新電力事業)
関連会社 株式会社エヌパワー

みらい電力のHPに「小売電気事業登録」とありますが、今後、みらい電力が家庭向けの電力販売をメインにするのかもしれません。まぁどちらにしてもこのような規模の会社が分かり易く分社する意味があるのか?税金対策としか思えないのは私だけでしょうか・・。

これまでの実績

エヌパワーが対象としているお客さんは、特別高圧・高圧の電力需要がある企業が中心となっているようで、同社HPにある実績もほとんどが中規模以上の土地です。

エヌパワーの太陽光発電事業の実績
出典:エヌパワー公式HPより

実績の中でも宮崎県の町単位でプロデュースしているものがあり、廃校になった小学校をすべて太陽光発電システムで埋め尽くしたりしています。上記写真の左下がその案件となります。

また、発電した電力はすべてエヌパワーが買取をしているようで、その買取った電力を同町内の各施設へ供給しています。この一連の流れによって10%程度の電気代を削減できる予定で、以下の試算がたてられております。

供給施設 町内13施設
契約電力 約950kW
年間使用電力量 約110万kWh
負荷率 約13.2%
削減額 年間約310万円
削減率 約9.8%

エヌパワーのHPでいくつか紹介されている案件なので、おそらく同社にとって最も大きな仕事だったのではないでしょうか。

家庭向けの電力供給は?

経産省が公表しているものでは「2017年を目標に販売予定」となっています。

エヌパワーの強み

上記でお伝えした町内丸ごとコンサルティングした実績から、エヌパワーは太陽光発電システムを導入した地域で電力を回すことが強みとなっているようです。メディアへのインタビューでも同様の発言をしています。

地元で発電 地元に回す

力を入れているのが、電気の『地産地消』だ。宮崎県美郷町の小学校跡地で13年に取り組みを始めた。発電事業者に太陽光発電所をつくってもらい、そこから電気を当社が買い取り町役場などの公共施設向けに転売する。町にすれば、電気代が1割安くなり、土地の賃料も入る

出典:朝日新聞デジタル

電気の地産地消はとても効率的で、導入してもらった方も販売した方どちらにもメリットがあり、このようなビジネスの流れを作れるのは今後の成長に生きてくると思われます。

供給可能エリア

  • 東北、関東、中部、近畿、九州

ほぼ全国を対象とするようです。自社の発電所はなく、太陽光の販売もそこまで幅広く展開していないはずなので、家庭向けに販売する電力のほとんどは一般電気事業者などから仕入れるのでしょう。

エヌパワー・みらい電力のメリット

  • 太陽光発電とのセット販売

家庭向けの販売でエヌパワーのメリットと考えられるのは、個人宅へ太陽光システムを導入して、そこで発電した電力をエヌパワーが買取り売電収益を還元して挙げる。これこそ個人で地産地消していることとなります。

ただ、太陽光発電システムを販売している新電力は多く、より大規模な企業ばかりで同じことをしていても太刀打ちできないはずです。今後、他社よりメリットを感じられる施策を待った方がよいでしょう。

まとめ

エヌパワーとみらい電力を合わせて検証した感想は、とても良い新電力ではありますがこれといった特徴がないようにも思えます。仮に家庭向けの新電力として乗り換える候補になるかと聞かれれば、今のところはNOとなる人が多いはずです。

今後のことは分かりませんが、他社と比較しても魅力的に感じられるキャンペーンが始まるのを期待しておきましょう。また、乗り換えを検討している方は他の新電力の情報も是非ご覧ください。

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