伊丹産業が電力事業参入!新電力「新エネルギー開発」を検証

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伊丹産業の新電力「新エネルギー開発」の事業戦略

兵庫県伊丹市では知らない人がいない伊丹産業が、新電力「新エネルギー開発」として電力事業を本格的に開始します。

兵庫県で同社の都市ガス・プロパンガスを利用している人も多いでしょうが、特にその方々にはお得な電気代を提供してくれる新電力となるかもしれません。

伊丹産業グループが新電力として注目される理由のひとつに、電気とセット割になるジャンルのビジネスを既に展開していることにあります。ガス事業をはじめ、モバイル(携帯電話)事業など今後の動きに目が離せません。

※「新エネルギー開発」と検索すると、同じ社名で群馬県の新電力(PPS)がヒットします。電話して確認したら伊丹産業とは関連はないので間違わないように。

 

新エネルギー開発とは?

新エネルギー開発とは、伊丹産業のグループ会社であり、小売電気事業者として電力事業を行う企業です。資源エネルギー庁には平成27年10月に登録をし、電力小売全面自由化と同時に一般家庭向けにも電力販売を開始する予定です。

会社概要

社名 新エネルギー開発株式会社
設立 平成23年4月
所在地 〒664-8510 兵庫県伊丹市中央5丁目5番10号
代表者 北嶋一郎
資本金 8000万円
従業員数 1,370名(グループ全体)
事業内容(グループ含む) 電力の小売り事業
事業内容
  • LPガス・都市ガス・高圧ガス製造、販売
  • 米穀販売、搗精、加工および主食集荷
  • 石油製品販売
  • 自然エネルギー等による発電事業
  • 太陽光発電システムの設計、施工、販売
  • 通信機器の販売
  • 飲食店の経営 他
関連会社
  • 伊丹産業設備株式会社
  • 伊丹産業電気工事株式会社
  • 伊丹産業倉庫
  • 伊丹産業検査
  • 伊丹産業カーズ
  • 伊丹産業運輸株式会社
  • 泉州燃料株式会社
  • 伊丹産業ビバレッジ株式会社

問い合わせ先

WEBの問い合わせ WEB問い合わせページ
電話番号 072-778-7131
FAX番号 072-775-1185

伊丹産業グループの業績

伊丹産業の業績推移

伊丹産業は株式を上場していないので詳細な業績を探すことができませんでしたが、平成22年~24年のデータを見つけたのでグラフ化してみました。

当記事を作成するまでこれほどまでの企業同社のことを知らずに未熟さを痛感しましたが、逆に新電力としての期待度は相当高くなりました。

紹介した売上高は少し古いデータのため、直近のデータだけ公式HPで記載してあったので紹介します。

  • 取引高:1,566億円
  • 諸積立金:248億円

平成24年度の売上高が1,626億円なので、その頃から伸び悩んでいるのかもしれません。しかも、他サイトのデータでは2030名(男1762:女268)となっており、従業員数もだいぶ減っているようです。

電力事業への取り組み

同グループではいくつかのメガソーラーを建設・運用しており、家庭向けの電力販売でも活用はするでしょうが価格に影響するほどの電源は保有していません。その他、電力関連の情報をお伝えしておきます。

一般家庭向けの電力販売

2016年4月1日より家庭向けに販売開始します。

電力事業での実績

特別高圧・高圧の電力供給実績はありません。赤穂市、奈良市などいくつかあるメガソーラーの電力は、すべて関西電力へ売電されています。

電力供給エリア

東京ガス大阪ガス同様、自社のガスを供給しているエリアを中心とした地域が電力供給エリアとなりそうです。この後説明するセット割を生かした事業戦略を考えており、同社が得意とする関西圏でお得な新電力となっていくでしょう。

新エネルギー開発の強みやメリット

伊丹産業の新電力「新エネルギー開発」の強みやメリット

兵庫県及び近隣の府県でガス供給を幅広く行っているうえ、石油事業として行っているガソリンスタンドの運営、モバイル事業で行っている携帯電話の販売などは家庭向けの電力販売と繋げられる事業です。

他のインターネットメディアでは電気とガスのセット割のみに焦点を当てていますが、関連する事業とのセット割も忘れてはいけません。

日経トレンディの2016年ヒット予測で1位となった『トリプルセット割』を自社で行える数少ない企業であり、同エリアの大阪ガスなどと十分張り合える新電力となるはずです。

ガスとセット割

伊丹産業グループ最大の強みでもあり消費者のメリットとなる「電気とガスのセット割」は大いに期待できます。各メディアでも数多く取り上げられていたので一部を紹介します。

伊丹産業が電力小売り参入 LPガスとセット販売へ

LPガス卸大手の伊丹産業(兵庫県伊丹市)は来春に電力小売り事業に参入する。販売の自由化が始まる2016年4月をめどに、ガスと電気のセット販売で顧客開拓を目指す。

出典:神戸新聞

上記のように関西圏では相当期待されているようで、同社のガスを契約している20万人は乗り換えるだけで電気代をお得に利用できるかもしれません。

スマホとセット割

ガス事業以外に関連した事業として「携帯ショップ」で電力販売を行っていくと予想されます。スマホと光回線のセット割は既に浸透しているので、電気とのセット割は説明いらずで即戦力となるサービスになるでしょう。

新エネルギー開発の携帯ショップとセット割
出典:伊丹産業公式HP

ガソリンとセット割

また、携帯電話に次いで注目が集まっているが「ガソリンとのセット割」です。伊丹産業では直営47店舗、販売店6店舗と同社売上の38.5%を占めるほどのビジネスとなっており、電気を契約した顧客がガソリン割引など実施できれば、電力販売の販路は拡大していきます。

ただ、石油業界から参入するJX日鉱日石エネルギーのENEOSでんき(ENEOS)や東燃ゼネラル石油(ESSO・Mobil・ゼネラル)もガソリンとのセット割を行うことを発表しているので、それらに属するSSで自社のセット割ができるかは不明です。

伊丹産業のガソリンスタンドとセット割
出典:伊丹産業公式HP

伊丹産業(新エネルギー開発)の評判

新電力への乗り換えをするのに料金のみで選んではいけないことを『新電力となる電力会社の評判や口コミは選ぶ基準となる』で説明していますが、仮に評判が悪い企業と契約してしまうと安くなった料金以上のトラブルとなるかもしれません。

そのような事にならないためにも伊丹産業の評判及び、新エネルギー開発の前評判だけは確認しましょう。

伊丹産業の評判

記事を書いている私でさえ楽しみな新電力と感じていたので、正直言えば企業への評判は見たくなかったのですが、やはり多少ガッカリする口コミが数多くありました。

ガス事業と石油事業の口コミがほとんどでしたが、LPガスなので高いのはしょうがないにしても「高すぎ!」などと投稿している人が多いです。また、ガソリンスタンドに関しても「伊丹産業系列の店で入れたらめっちゃ高いよ」というような口コミが目立ちます。

新エネルギー開発の前評判

ガスを利用している人が20万人以上もいるので、伊丹産業の新電力「新エネルギー開発」はそれなりに注目されていると思いきや、ネットでは全く話題になっていませんでした。無理矢理お伝えしても意味が無いので、盛り上がり次第また更新させてもらいます。

「新エネルギー開発」という社名だとエネルギーの開発に関連したものが多すぎて、今後も同様の理由から新エネルギー開発の情報は探しにくくなるはずです。わざと探せないように命名したかもしれませんが・・

まとめ

最終的に企業の評判はそこまで良いものとは言えませんでしたが、関西圏で候補のひとつとなる新電力であることに変わりはないでしょう。特に、今現在ガスを契約している人には第一候補となるのは間違いないので、当サイト及び新エネルギー開発から発信される情報にはアンテナを張っておきましょう。

対象エリア以外の方には得しない記事となってしまいましたが、あなたが住んでいるエリアにもお得な新電力は沢山あるはずです。下記のページではエリア別の新電力を紹介しているので是非参考にしてください。

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